アスリートが切磋琢磨、普段の努力と汗と涙の果ての栄光って、、、
悪いとは言わないが、はっきり言うと食傷気味だし、別にアスリート以外だって怠惰に日々を過ごしているわけじゃない。
それに今や古典的なアマチュアリズムは死に絶え、巨大なビジネスコンテンツと化してしまった。
だから変に「アマチュアの虚構」を振りかざすような競技は逆に胡散臭く思える。
だからスポーツビジネス映画ジャンルだって、あまり一般的ではないが、極私的プロ映画鑑賞家は強く着目するのです。
貧乏球団のGMであるビリービーンは「セイバーメトリクス」の採用してチームの成功(ビジネス的にも)を勝ち取った。しかし、素材の面白さの理解不足からか、、、普通のスポーツ映画になってしまったのは残念。
しかし、このセオリーが通用しないのが倭國の野球界。里崎氏によれば、あたかも(彼はそうは明言しないが)MLBに比べて周回以上の遅れによるらしい。
だから、倭國の前年度の成績と籤運だけのドラフト会議なんかまったく面白くない(^^)
低迷するクリーブランドのGMの乾坤一擲のタフネゴで一回の籤で三人も優秀な選手を獲得する、、、けだし「ドラフトなる事件は会議室で起きた」のです。
フィジカルコンタクトなんか最高難度の知的格闘技の足元にも及ばないってよく分かります。
今日の本題はコレ!
NBAオタクだった元バスケの「名選手」のアタシには避けて通れない作品だが、そもそも倭國のスクリーンにかかったのかなあ?
見逃したからアマゾンプライムで見つけました!
あまりうれなかったようで追加のフィーは不要だった。
バスケシューズ業界で低迷するナイキの起死回生のブランディング戦略の大成功の物語。
NBAにドラフトされたばかりの(ある意味で成功は未知数)のマイケルジョーダンの為だけのシューズに社運を賭ける。ハリウッド屈指の知性派のベンアフレックとマットディモン(幼馴染の親友です)の共作ですから、面白くないわけがない。
ある種、、、と言うかずばりビジネスムービーです。
ビジネススタディの教科書にしたいくらいの映画ですが、天邪鬼は諸手では褒めない(^^)
プレーシーンはリアルに限定的ですが、MJはスクリーンに登場しますが、これが太めであまり似てないのよ。そんなシーンはどうでもいいのだが、ここは手抜きをして欲しくなかった。
MJの母親役のビオラディビスが、実に素晴らしい
余計なからアタシの知らなかった事
MJの為だけの斬新なバスケシューズ(あのエアージョーダン)の製作でMJの気持ちをつかんだのだが、実はあのジューズのカラーリングは規定違反。試合毎に五千ドルの罰金。ナイキは「その程度は黙って当社が支払います」って、、、年間で40万ドルにもなりますし、MJの契約金は25万ドルに過ぎませんから、かなりな度胸です。
しかし、MJの母親は更に凄い辣腕
エアージョーダンの売り上げの歩合を要求します(今はあたりまえですが画期的な要求だったそうです)
このジューズは今でも年間50億ドルの売上
MJの取り分は、あるサイトには5%とありますが、それはなんでも、、、1%でもの凄い。
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