阪神間の西宮市の貯水源...ニテコ池
昭如さんの「火垂るの墓」の哀しい舞台であり、その南堤にある供養塔。
多分ですが...ホッカイショウロウノトウと読むはず。
法界は、あまねく全宇宙
聖霊は、セイレイと読んでは仏教的ではなく「精霊」と同じものだと思います。つまり全ての魂魄慰霊(戦争の犠牲者)のためと思いきや...明治の中頃に辰馬悦蔵氏により建立されています。
つまり、明治の頃にこの界隈でなにかしらの悲劇があったからでしょうか?
この名称由来不詳のニテコ池は、西宮恵美須神社の土塀建設用の土粘を掘り出した跡穴で頃は室町期。それが溜池化し、悪霊鼈が棲息した伝説があり、その祟りかなあ....後年ニテコ池は若い男女の心中のメッカと言われるに至ったらしい。
いまならば、界隈一帯が事故物件と言われそうだが、今や当地最高の高級住宅地。
松下幸之助の旧宅やアメリカ領事公邸があったし、いまでも日銀大阪支店長の豪壮な公舎があります。
お江戸に例えれば、千鳥ヶ淵のお屋敷街かな
これも、辰馬悦蔵氏の供養塔のお陰ならば西宮市民は足を向けて寝る訳にはいかない。
なんちゃって西宮屈指の名家「白鹿」酒造の流れを汲む「白鷹」の創業者、俗に北辰馬家と呼ばれる。
御本家(本辰馬家)はコングロマリットのようなもので、不動産、ホテル、教育.....ドラ娘はここの幼稚園にお世話になり、兄貴は同じく中高の卒業生。アタシは学恩とは無縁で、酒恩だけ。
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