2020年10月26日月曜日

偽義経冥界歌

 



ロンドンはテムズ川南岸のグローブ座と言えば、演劇の聖地・総本山みたいなもの。

世界の主要都市には分家があまたあり、お江戸にも新宿百人町に磯崎新氏の手になる東京グローブ座がある。舞台や客席はシェイクスピア時代のレイアウト。最初の頃は演劇のメッカに相応しいラインナップだったが、地の利や規模感、、結局は作り手の腕だと思いますが、ジャニーズの手に落ち、其れらしい演目しか.....

生舞台でお芝居を観る入門篇にはこれでも致し方ないか、、とも思うし、そこそこの観客動員も。

いのうえ(ひでゆき)歌舞伎

劇団⭐︎新感線なる若者人気の劇団のテイストとはかようなものか。

歌舞伎と名うつが、外連味よりもエンターテインメント。映画に比定すれば、インドテイストに近い。

だから、外題もひねりがない

にせよしつねめいかいにうたう

源平の合戦に藤原三代黄金伝説、更には

義経成吉思汗伝説

先代ハムレット王のガートルード(妻)とクローディアス(叔父)叔父による謀殺事件

まで絡めているのはご愛敬だが、どんだけの観客が気がついたか?



なかなかの人気演目なのは慶賀の至りですが、七百程度の座席数では、この規模の作品は興収としては苦しいだろうなあ...

だから、METオペラや一部の歌舞伎演目のように、シネコンでのライブスタイルを前提とするわけですよ。しかし、シネコンの入りはかなりミゼラブル。

中高年はまず観ないし、若者はお勉強やお仕事の時間帯。

アタシの大好きなガラガラの小屋❣️



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