学識ある先生の見解(本文では「仮説」だと書いておられますが)では、、、さあどうなんだろうか?
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公衆衛生学的には「穢れ」というかどうかは別にしてさまざまな病原菌の巣窟だとは思うが、それは「穢れ」という形而上学なものとは別でしょう。ある意味で社会人類学的な禁忌に該当するようなものだが、それが倭国古来の伝統的な考え方かしら?
天皇家が穢れを忌避することくらい知っている。記憶が曖昧だが、過去は葬儀には一切参列されなかった筈だし、崩御があれば遷都もした。穢れには様々な種類があるのだろうが、主として「死の穢れ」である。
貨幣....銭が汚いって、それは儒教的な賎商思想だろうって自己体験からもそう思う。
アタシがそう言うのではなく、直江兼続の有名なエピソード。
彼は上杉家の家臣だから陪臣もいいとこ。
ある大名の集まりでの末席の兼続。多分景勝の代理なんだろう。
話題は大大名(秀吉の直接の部下ですから兼続とは身分がまるで違う)が小判を発行した自慢話。居並ぶ大名はヨイショの連発。兼続の手元にも小判が回ってきたが、彼は扇の上に小判を置いたきり手に触れようとしない。
遠慮にも程があると、、、大大名は諭すが、兼続慌てず騒がす.....
我が手は謙信公の信託を受け数万の兵を差配するためのもの。賎銭如きを手にするものではないわって!
慄然とする発言に一同粛然として、、あとは不気味な沈黙
この賎商思想にも関わらず江戸期の商業資本が近代日本の経済をつくる基盤になったと思うが、それが皮膚感覚で理解したのは商社マンの端くれになった以降のこと。
当時プロパーの先輩にタキシタさんとおっしゃる経理のプロがおられ、直属の上司ではなかったが結果的に商社の世界に無知なアタシの指導係だった。
いまでも彼の教育には感謝しきれないし、その後の酒席の払いは言うまでもない(^^)
貨幣が汚いならば、聖徳太子さまや神功皇后さまはどうでもいいのかね?
福沢さんや渋沢さんなんか笑い飛ばすと思いますよ
かたや摂政だから天皇と変わりがないし、かの皇后は天皇にカウントされてもおかしくない存在なんだから穢れてもいいってことにはならないだろう
ネットにはかの先生の仮説が定説らしく孫引き引用されており、だれか一人くらい異説を、、、しょうがないからアタシが矢面にたつかな(^^)