2022年4月19日火曜日

the power of the Dog

 今年のオスカー監督賞作品ですが、ダイバーシティやらジェンダーフリーやら色んなことを言い出してアカデミー会員の質を(はっきり言いますがね)多様的に低下させた(会員数を増やせばそれは必然)もんだから作品賞が聴覚障碍テーマの分かり易いサクセスストーリーに「盗まれた」んですよ。

でも、映画は所詮は娯楽だから作品賞の結果にとやかくは言わない。あれはあれでいい映画だし、カンヌのパルムドールを選ぶ訳ではない。



各賞のノミネート作品の選出はその部門所属会員に権限があるが、最終的な受賞は会員全員の投票による。

従って一万人弱の会員の中で監督部門は六百人程度しかいないが、彼等がこの作品を外すはずがない。

あとのノミネート監督は

濱口竜介......カンピオン女史同様に外せないだろう。

スピルバーグ、プラナー、アンダーソン(これは未公開だから観てません)はオスカーレースの過去実績やら知名度で外しにくい、、、という展開だったと予想します。

多分監督さん達の一押しであり、そのあたりは全会員が察していたのだろう。


しかし、、、名題からして難解

とりわけ三大宗教に無縁なアタシには意味不明だし、多くの会員もそうだったに違いない。

出典は旧約の詩篇22

全体が難解ですから部分の切り取りでは更に意味不明です。この詩篇全体が信仰する神への懇願ですから、どうも「犬なり犬の力」とは我々を苛む忌まわしい邪悪な何か....らしい。

詩篇の引用である以上、映画としても神が見捨てる訳にはいかないとなれば、、、ここで初めて(ラストシーン)全体が見えて来る。



あまりにひどいAI翻訳ですが、なんとか意味は通じます。映画解釈の参考までに




いま思い出したが「犬の力」というタイトルの麻薬戦争テーマの小説があった。

書店で見かけた記憶があるが、主題めいたものは同じだろう


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