阪南市
名の通り大阪エリアの南であり、峠を越えれば近畿の「チベット」
その山中にあるのが山中渓
江戸期は紀州藩主の参勤交代時の最初の宿泊地だったらしい。
昭和期となり、鄙びた佇まいが受けて大坂の離れ座敷として栄えた事もあったが、今は廃墟化し.....
地区おこしとして植栽したさくらが華やかに、開花の時期だけは、、、桜見る以外何もないのですが観光客がやって来る。
廃墟と桜花の取り合わせとは不気味なものがある。
梶井基次郎だっけ?、、桜の根元には屍体が埋まっているとやら。
才人の病的なイマジネーションだけのはなしだが、なにやら臨場感やらリアリティも感じる。
だからでもないが、この辺りはバリ一本たつか立たないかの僻地なのだ。
廃墟旅館は心霊現象のスポットとして有名になりやすいが、大抵は誰かが頸をくくったとか、、、真偽定かならぬ与太話に由来する。
地元としても桜の観光スポットならまだしもホーンテッドハウスを売り物にはしたくないだろう。
空き家解体助成制度のある自治体もあるが、阪南市には無さそうだし、更地にすると固定資産税評価額が上がるし......
阪神地区にはもっと凄い廃墟スポットがあるから、しばらくは緩慢に崩壊するのを眺めているだけかな。
車窓からもみえますから、しばしスマホ画面から顔を上げて、、、(^^)
自らが廃墟探訪に足を運んでって趣味はないので、画像はあちこちからお借りしました。
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