吉田兼好の「徒然草」は三大随筆のひとつだそうで、、、あとの2つは素晴らしいとは思うが、こればっかりは真向臭くて好きになれない。面白いのは彼の寓居近くの仁和寺の坊主をあざ笑うところくらいかなあ。小林秀雄や加藤周一という希代の碩学が褒めてますから、アタシの目が節穴なんだろう...きっと、たぶん、もしかして(^^)
しかし、倭国三大随筆の作者ってことは三大名筆家ってことにもなります。
太平記によれば、鎌倉幕府の実力者である高師直の依頼で塩谷判官の妻宛ての恋文の代筆を頼まれたが、全く効果がなかったらしいから、筆力のほどはしれている。当時ですから恋情に満ちた和歌も添えたはずだが、兼好法師は歌人って肩書もあり、勅撰和歌集に多少は収録されてはいるようだが....人妻のこころときめかすのは無理程度の力量かな(^^)
契りおく
花とならびの岡の辺に あはれこの世の春をすぐさむ
仁和寺の北の双ヶ岡あたりに庵をつくり終の棲家とし一本の桜を植えて、、三世共にすごそうと.....
桜の花て並んで、双ヶ岡で、、、って掛け言葉が多少ヒカルかな
0 件のコメント:
コメントを投稿