七五調だからなんかの俗謡だろうが、出典がまるで判らない。
ある説では名古屋熱田神宮界隈の宿場で流行った神戸節(都々逸の原型みたいなもの)だとか、、、宿場の旅館では娼婦を抱える権利を有していたらしいので、花の名前ではなく「白首...つまり遊女」の源氏名で、売れっ子三人組を謡ったのかしら?
またある説では、漢方の生薬と処方箋だとか。
たしかにこれらは漢方薬の原料ではある。北大薬学部出身の研究者の署名論文がありますから、、、内容の理解はプロに任せますが如何にもそれらしい。
しかし、牡丹は富貴な百花の王だからまだしも、芍薬なんて品下がるし、百合は匂いが嫌いだし花粉が衣服に付くと往生する。
女性の美しさを形容するならば、他にもあるだろう。
昔見たハリウッド映画(タイトルは忘れた)が劇中の名台詞。
君って、、、何が美しいって思う?
赤い薔薇かい!
だったら、君は赤い薔薇そっくりだよ
アホらし!
こんな台詞に転ぶメスザルの顔が見たいわ
しかし、こんな風に歌われてココロときめかないのは、、、きっとココロガブスなんだ(^^)
春の苑紅匂ふ桃の花下照る道にいで立つ乙女
見渡せば向つ峰の上の花匂ひ照りて立てるは 愛しき誰が妻
どちらも万葉集に収録されている大伴家持の歌
匂いたつような艶やかに花を愛でているような歌いぶりながら実は「君って花に匹敵するくらいに美しい」と.....
後者の花は山桜と思われます。
どちらも四句までは序詞みたいなもので、キモはたち姿の少女あるいは若い女性
芍薬なんかよりも、はるかに見場が良い。
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