2022年4月13日水曜日

視覚か嗅覚か、、

 花を愛でる.....のは視覚に決まっている(と断定するのも大胆だが、一般的には)



和歌の古典中の古典

出所来歴はあちこちに書いてますから略。競技カルタでは最初の最初にこの歌が朗詠されます。

タイムトライアルの「イチニツイテ!」みたいなものだし、この「花」は無論梅の花。この和歌にちなんで「此花区」と命名され、梅香町や梅町もまた、、、と言いたいが、町名のほうはそんな優雅なものではないようだ(^^)


梅花は「梅香」の通り視覚よりも嗅覚を刺激する花である。百合なんかは「臭う」の方だとおもうが、梅は「匂う」が相応しい。




難波津の歌から数百年の時を経て(仁徳帝を寿ぐ詩).....王朝和歌の最高峰のひとつ。

常識的には花は桜なんだが、希代の才女のひとりですからニカイヒネリの「梅の花」かしらってどの歌書にも書いてないだろうなあ(^^)


桜は多種だから稀に匂う桜花もあろうが、、、普通にイメージする桜の匂いは花ではなく葉っぱですよ。

クマソンなる香味成分のなせる技であり、はやい話が桜餅。

だっから、花より団子なんだ


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