2022年4月14日木曜日

ロシアテーマ二題

 



この手の(ロシアもの)なんて渋くてマニア好みではやい話が「あらかじめ失われた観客」、、、なんですが、不謹慎に言いますと、、ウクライナ特需で入りはまずまずかな?




かなりテイストは違いますが、ソ連だろうがロシアだろうが「無謬のパルタイ」が支配する国家権力においては不都合な事実は存在しない事になっており、存在しても矮小化なり歪曲化されるという事。その原理原則の前には国民の命や尊厳は顧みられる事はないというおはなしですが、これはかの国に限った事でもないだろう



ノボチェルカッスクって初めて聞いたが、かのウクライナのマウリポリから東へたった200キロ先の産業都市。フルシチョフ政権時代に食糧品値上げと賃金カットが同時に行われ数千人規模のストライキが発生。

衝撃を受けた党中央は軍と秘密警察を投入し弾圧。

街は封鎖。虐殺された多くの市民はどことは知れず秘密裡に埋葬され、事件現場は直ちに洗浄され何事もなかったように、、、なんだかきいたようなはなしであり、とりあえず隠蔽には成功した。

ソ連崩壊後に事実は公表されたが、いまだに全貌は明らかではないらしい


プーチン政権下の2000年に原子力潜水艦クルスクが北極海で爆発事故を起こし沈没し、乗員は全員死亡という悲劇が起きた。

二十名ばかりの乗員は辛くも爆発から逃れえたが、西側の救助を逡巡拒否した事により窒息死(要は見殺し)したとされる。

プーチン政権は当初他国の艦艇と衝突し全員即死と虚偽発表をし、彼は休暇を中止することはなかった......

爆発の主因は明らかではないが、魚雷の品質不良あるいは乗員の操作ミスだとされる。

西側のサポートで生き残った乗員が助かったかどうかはなんとも言えないが、、、下手に生き残って不都合な証言があると不味いとか軍事機密保持は兵士の命より重いって、、、、ありそうなはなしである。


特段の意図はなくて「ロシアの暗部」がテーマの映画が同時上映されたからセットネタにしただけ。

国家は嘘をつくし、ナショナリズムは国民の命よりも国家権力システムを大事にするのはたいていの国で起きている事である。

そんな国家や国家権力にに感情を持てと言われてもなあ....



倭国の若者へのアンケートでは、侵略されたら、、、まず逃げるって回答が多かったらしいが、特段コメントはしない。

0 件のコメント:

コメントを投稿