一体に何がちがう?
文芸形式の宮中席次に過ぎないし、舞台用の台本と映画用のシナリオ程度の差しかない。
しかしなんだか戯曲家というと偉そうだが、脚本家はシナ下がる、、、差別だ。
戯曲家はノーベル賞の選考対象だが、脚本家は、、、
おかげで名脚本家と言われても一般の知名度はあまりに悲惨。
しかし、戯曲専業のノーベル賞作家はユージンオニール....くらいかな?
で、本題のサミュエルベケット(アイルランド )ですが、色んな文芸を手がけていますが、あの不条理劇「ゴドーを待ちながら」が一番有名だから戯曲家の肩書が相応しい。
スウェーデンでの実話を元にしているそうな
落ち目の舞台役者が囚人の更生プログラムとしての演劇指導に上記の不条理劇を手がける事になる。
素人が手掛けるにはあまり難度が高すぎるように思えますが、舞台役者は「彼らに一番相応しい戯曲だ。(保釈まで)待つ事に一番慣れて馴染んでいるから」
紆余曲折がありますが、一般劇場公演は大成功!
とうとうパリのオデオン座からオファーが、、、
倭国公開タイトル「アプローズ・アプローズ」は、ご承知の通り、、、、
この名曲のモチーフとはまったく違います(^^)
しかし、この映画は社会の落伍者のサクセス物語じゃない。「待ちつづけることを演じ続けた囚人達が待ちつづけることから旅立つ」おはなしなんですが、むしろオデオン座の舞台に立つ事なんか見果てぬ夢だった舞台役者のモロローグが喝采を浴びる、、、実に楽しくもエスプリの効いた佳作です。
何故「喝采」が二度なのか?ここいらがオチです
倭国の刑務所の更生プログラムではあまり聞き及ばないが、西洋では文化的醸成教育みたいなのが取り入れられている。
イタリアンでは結構な重犯罪者ばかりでジュリアスシーザーが演じられたりとか
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