アカデミー賞の一部門である「国際長編映画賞」は、そう呼ぶに相応しい。
最近では世界百カ国近い国から出品(各国代表は一本だけ)
ただし、英語を主たる言語としない作品が対象ですから、イギリスからウェールズ語、オーストラリアからアボリジニ語の作品がエントリーすることもある。
多少の誤差をまじえていうならば、同じ競技種目なんだが、男子の部、女子の部差くらい、、、だから「作品賞」とプライズの価値に優劣はない、、、と力説するのが、プロ映画鑑賞家の目線
この賞は紆余曲折がありますから、オリジンを1956年に求めるのが妥当。それ以前の「名誉賞」の時代を倭國は席巻したのだが、まあええわ(^^)
以降は、、、国力のわりには見窄らしい有様。
勝ち負けは採点競技だからとやかく言わない。
ノミネート(いわば、決勝ラウンド)にも残れないんだよ。
仮にノミネートされても、、、
1956年、ビルマの竪琴と道(フェリーニ)に敗北
1961年、ベルイマンだもん、負けるわ
1963年、またしても天敵フェリーニだから、敗北どころが完敗。
1964年、砂の女(勅使河原宏)なんだが、勝ってれば、安部公房のノーベル賞もなあ
1965年、「怪談」を担いだが、もはや「オリエンタルエキゾチック」で迎合するセンスが負けた
1967年、よく知らないから(論評しない)智恵子抄だって
1971年、「どですかでん」は黒澤ネームだけでおしたんだろうが、それが間違い
1975年、「サンダカン八番娼館」の方が上だと思うが、ソ連からエントリーした黒澤作品に負けた
もう疲れたから辞め。
以降、邦画の低迷期を脱却し、昨今やっと複数の作品が栄誉に輝きました。
今年の出場は「Perfect Days」
監督がドイツの巨匠なもんですから、ちょっと心境が複雑になるかも(^^)
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