2024年1月22日月曜日

サスペンスといふなかれ

 


いまどきは読まれる事は少ない。それでも全集が刊行されていますし、映像化作品も結構な数があります。
上質な大衆文学の書き手である山本周五郎。

虐げられた人々へのまなざしの優しさが共感を生むのでしょう


黒澤明がかなり偏愛した作家のようですし、大河ドラマの原作もあるし、この小説なんか何度も映像化されました。



ヒロイン役の女優さんですが、時系列的に


岩下志麻

藤純子

大原麗子

古手川祐子

国仲涼子、、、、


段々に役者の品格がおちていくのが、なんとも映像文化の劣化を象徴しているかのようです。

内容はユーチューブ映像のとおりなんですが、肝心のことに触れていない。小説本の後書でもあえてなのか口を噤んでいます



ウィリアムアイリッシュのこのミステリーを翻案したのが「五辨の椿」

単に偶然の一致の可能性も否定しないが、それは少し無理。

大女優であるジャンヌモローがヒロイン役をやったのですが、若い頃から貫禄たっぷりだったし、この作品の頃は、アラフォー。

ヒロインの設定年齢からすれば多少ミスマッチかも




補足 黒澤作品で翻案された映画


椿三十郎

赤ひげ

どですかでん


黒澤オリジナル作品が一番多いのですが、原作翻案としては山本周五郎作品が最も多く、二番手がシェイクスピア




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