早晩(実はもうすでに一部では)懐古趣味や未来提言的に
この手の書籍が平積みされるだろう。
しかし、歴史の評価はある程度遠方から見ないと確かな事は
言えないが、それまで待てないかもしれないので今のうちに...
平成の御代は
1989年から2019年までの三十年間
いろんなことがありました。
バブルフィーバー
平成世界恐慌(マル経好みなのかあまり使われない)
冷戦終結と新たな戦争(あるいは文明の衝突)
あたらしいくにのかたち(の模索)
まあなんと表現しようと経済循環は世の常ですから、
一喜一憂して書きなぐってもしょうがない。
やはり、悲憤歎概するなら政治史だ。
まず、歴代総理大臣の一覧を眺める
竹下登(昭和62年11月6日~平成元年6月3日)
宇野宗佑(平成元年6月3日~同年8月10日)
海部俊樹(平成元年8月10日~平成3年11月5日)
宮澤喜一(平成3年11月5日~平成5年8月9日)
細川護熙(平成5年8月9日~平成6年4月28日)
羽田孜(平成6年4月28日~同年6月30日)
村山富市(平成6年6月30日~平成8年1月11日)
橋本龍太郎(平成8年1月11日~平成10年7月30日)
小渕恵三(平成10年7月30日~平成12年4月5日)
森喜朗(平成12年4月5日~平成13年4月26日)
小泉純一郎(平成13年4月26日~平成18年9月26日)
安倍晋三(平成18年9月26日~平成19年9月26日)
福田康夫(平成19年9月26日~平成20年9月24日)
麻生太郎(平成20年9月24日~平成21年9月16日)
鳩山由紀夫(平成21年9月16日~平成22年6月8日)
菅直人(平成22年6月8日~平成23年9月2日)
野田佳彦(平成23年9月2日~平成24年12月26日)
安倍晋三(2回目)(平成24年12月26日~現在)
延18人
今に始まる事ではないが、平均2年しか保たない短命政権が大半
政権交代があり得ない二大政党時代(55年体制)が良くないって
皆んなが言うから、選挙制度改革をやってみた。
中選挙区制から変形小選挙区制
思惑通り政権交代が行われたが、幻滅どころか
くにを潰しかねない失態の連続。
壮大な実験は終わった....成果物は「失望」
少し補足すれば
政権運営がうまく行かなかった事は経験不足もあるから
あまり咎める気もない
しかし、なぜ国民の信託と期待に応えられないまま、
馬糞の川流れ状態(なんとも品がない)で胡散離合を繰り返す
有様には言葉がない。
何故我々は失敗したかの総括すらやっていない。
政低官高は良くない。
政治主導・官邸主導で行こう!
中選挙区制からくる派閥力学となんでも反対野党との
微妙なコンセンサス型デモクラシーではなくて
首相のリーダーシップによるトップダウン型多数決デモクラシー
が未来を切り開く(筈だ...)
しかしながら、指導者に求められる資質とは
知性
説得力
肉体上の耐久力
自己制御の能力
持続する意志
だと言われますが、歴史上満点の方は皆無に近く、
ないものねだりに思えます。
かの18名の方々にそれぞれの資質の有無を採点して...
3点以上は誰だろう?
1点以下ならゴロゴロ(笑)
日本人にはトップダウン型のリーダーは向かないとは
ものの本的に言われること。
しかし「向かない」のではなく、無い物ねだりはしないという
生活の知恵だと考える方が正鵠を得ている。
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