2018年11月25日日曜日

江野島



そろそろお正月だし、初番目の神祇物でもやりましょうか
...と師匠曰く

弟子歴も馬齢を重ねれば大抵の演目は踏破し、
残ったのは、重たい(特別に費用がかかるのよ)ものか
レアもの

吾妻の社寺仏閣にはあまり近しくないもので「江野島」と言われて
あのエノシマがたちどころに思い浮かばない。
弁財天で有名だとか、元々は島だったくらいしか知らない。
もっとも、弁財天ならば竹生島って頭に浮かぶのが、関西人


江ノ島
江の島
江島
榎島

様々な表記があります。
行政的には、江の島のようですが、それ以前は江ノ島。
小田急はまだ、カタカナです。

念のため...

Wikiだと、能は「江島」と書いてますが、これは異名であり、
不正確極まりない。
正しくは「江野島」
江野なる場所の近くでできた島だから江野島と命名された。
陸続きとなったのは後世のこと

お話しはある意味単純
欽明天皇の頃
天変地異があり、相模の某地に島が突如湧出
命を受けたキャリア官僚が遥々と東下りでやってきた...

江島縁起を素材にしたらしいが、弁財天とその夫である
五頭龍王がおっとり刀で登場
国家安寧国土安泰を高らかに請け負う歳改まるに相応しい演目
東アジア海延波騒がしい昨今、
靖国は論外であるが、お伊勢さまに加えて初詣に
足を運ぶのも此れ宰相の務めかもなあ...




0 件のコメント:

コメントを投稿