2018年11月16日金曜日

事実は映画より奇なり(2)



実話の映画化だとは知らなかった!
しかし、これを実話の映画化というのかには多少無理もある。
以下、実話とTV版の比較(映画版は多少違いがある)

主人公は医師である点は実話もTV版も同じ
医師の勤務地はインディアナ州のどっかですが、クリーブランドに変更
殺されたのは医師の妻は同じ。


最大の違いは、主人公は獄中で再審請求を求めるのであって
脱獄して真犯人を探し出そうとするわけではない。
経過はともかく、主人公は晴れて青天白日の身となり
ハッピーエンド
真犯人の片腕のオトコが見つかったのではなくて、
証拠不十分で犯人ではないとされただけ。

つまり、妻殺し疑惑の医師が最終的に無罪になった
という事実...というか背景だけを借りてきたというだけに
過ぎない。
このストーリーの最大のポイントは、

列車事故に起因する脱獄とその後(真犯人探しと警察からの追求からの逃避)

なのですが、ここんところは完全な創作
獄中からの無罪の訴えは珍しいことでではない。
叫べは、正義はカネになると考えるジンケンハが寄ってくる。
医師の殺人事件は結構あります。
ヒトザルの生かし方の専門家なんだから、逆も得意なはずだ。
横浜のH病院なんか氷山の一角かも...
妻殺しは流石に珍しいが、記憶ではあります。


TV版、映画版ともに以下のお断りがなかった以上
製作者にはその意識がなくて、たまたま新聞記事かなんかを読んで
アイデアが浮かんだ程度なのでしょう。

Inspired real Facts

実話に基づく...なんて映画オタクのマニアックな連想に
違いない。

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