文化は「伝播」する、、、かも、しないかも
なんでもかんでも(自国)起源説は論外だし、舶来信仰べったりも感心しない。
時代の風潮で本来理性的であるべき学問も揺れ動く。
クラシックグリースのユリシーズ伝説が遥々と倭国に伝来し百合若大臣説話となった説をぶち上げたのがかの逍遥先生、、、も舶来信仰に溺れたのか?
時代背景的にはあり得るはなし。
英雄流離譚というストーリーの骨格は似ていると言えば似ているが、、、何処にでもありげな神話的な世界である。
聖徳太子(厩戸王子)の馬小屋生誕説がバイブルに由来するとか、ユダヤ族の一部が倭国に渡来したやら....
荒唐無稽としか。
そもそもこの皇子が架空の存在というのが歴史学で一定の支持を集めるし、蘇我馬子一人二役説まで....あまりなスーパースターだから実在が危うくなるのよ。
残念ながら倭国オリジナルが世界に伝播した「文化」は、、、これから次の世代の活躍に期待しよう。
この駄文のためにあれこれ妄想をめぐらし...そうだ!
学校で習った法隆寺は中門のエンタシスを枕にってまずは考えた。
これは赤門の卒業論文が嚆矢で、和辻哲郎が著作で引用したもんで一気に有名になった虚説。
この学徒は、ざまざまな批判を受け、数年に亘り中央アジアを歴訪し文化伝播の痕跡を探ったが、、、やはりシロハタ。
しかし、労苦は実り、彼は一流の建築家として歴史に名をなしたようです。
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