熱病の正体を「反知性主義」といいます。
以下、白難解と畏怖されるみすず版「アメリカの反知性主義」やらお手軽に森本あんり氏(ICUの先生です)の著作からファストストーリーを試みてみる。
ちなみに名題は森本先生の著作名のモジリ
一般的にはネガティブレッテルのたぐいであり「実証性や客観性を無視した、自分が理解したいように物事を論断する独善性」だと定義されますが、、、
これは間違いとは言わないが一面的である。
だから、仮にかように非難されてもめげる事はないし、むしろウルトラマンな残り三分(逆襲の時)
反知性主義と反・知性主義とは区分して理解する方がよくて、この定義は後者に当てはまる。
このような反・知性主義的な態度はアメリカンに限った事ではなくて、知性を軽視しリベラルアーツの蓄積がなく、扇動的言辞で民草を誑かす輩や騙される大衆はいつの時代もどこにでもいます。
正しい言葉の理解はともかく、この言葉を使うと「知的に」みえるし「批判のレッテル貼り」に最適だと思われ出したのはしばらく前の頃から。
みすず書房でこの1960年台に刊行された名著が翻訳出版されたのは信じ難いことにやっとこさ今世紀に入っての事。
批難された方が的確な反論が出来ないから余計に広がるのですよ。
森本氏によればしごく当然の事で、倭人の苦手な宗教史とりわけアメリカンのピューリタンの事情の知識を前提とする必要がある。
つまり「反知性主義」とは社会学的概念ではなく宗教的概念である事を理解するのがスタートラインだという事です。
ともあれ、語源的にはアンチテーゼではあったが、悪しき意味合いではなかった....らしい
無論宗教的概念ならば論理的である前に信仰的なんですよ
神の存在を理性的に確信するから信仰するのではなく、信仰するから神は存在する、、、どっちが正しいのかはしりませんが、、、後者を確信するヒトザルを否定するのは難しい
To be continued
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