塚本邦雄氏の著作からのインスパイア
今月末あたりに東下りですから、時間を作って東博に足を運ぼうと思い立ち.....
目的は、、、久しぶりに等伯の国宝を観たい!
華麗な色彩以上なモノクロームの荘重な世界。
近世水墨画の最高峰といわれます。
六曲一双の屏風
今どきでは、そこそこの和室であっても屏風なんて厄介者
しかし昨今は高細密複製品があるはずだから、我が家の襖をこの図柄に張り替えてもいいなあって(^^)
実のところは、かなり本気です。
矢代幸雄氏の「水墨画」なる書籍によれば、、、
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精神に色があるとするならば、それは「東洋の墨色」以外の何者でもない。
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けだし卓見だと思うのですが、もしかしたら、かの一休禅師の道歌の超訳かも知れない
心とはいかなるものをいふやらん
墨絵にかきし 松風の音
等伯の屏風絵は16世紀の終わり頃
一休禅師は14世紀に生きた僧
空想をめぐらせば、一休禅師の歌をモチーフとして描きあげたのが松林図屏風かしら?
等伯は「静かなる絵」を理想としたとは、ウィキペディアには書いてますが、一休禅師への言及はない。
もしかしたら、、、アタシの新発見かなあ(^^)
松籟という言葉がある。松濤ともいうが、濤の字だと波打つ騒がしさを感じるから好まない。
幽からしさだと籟の方がいい。
絵柄からしても、風に吹かれているようには見えないが、そこに「隻手の声」を聴け!という禅の世界をイメージする
いそいそと東博のウェブサイトにみるに、、、
常設展示じゃないんだ。
毎年公開はされてますが、タイミングはいつもお年玉
アタシはお歳暮期待だったんですが....
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