2021年11月5日金曜日

松林図屏風

 


塚本邦雄氏の著作からのインスパイア



今月末あたりに東下りですから、時間を作って東博に足を運ぼうと思い立ち.....

目的は、、、久しぶりに等伯の国宝を観たい!
華麗な色彩以上なモノクロームの荘重な世界。

近世水墨画の最高峰といわれます。


VR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』東京国立博物館と凸版印刷、国宝「松林図屛風」の新作VR初公開長谷川等伯が描いた日本水墨画の最高傑作とも称される国宝の魅力と謎に迫るVR作品『国宝 松林図屛風―乱世を生きた絵師・等伯―』を製作TNM & TOPPAN ミュージアムシアターで10月7日(水)より初公開[場所]東京国立博物館東洋館地下1階 TNM & ...リンクyoutu.be

六曲一双の屏風

今どきでは、そこそこの和室であっても屏風なんて厄介者

しかし昨今は高細密複製品があるはずだから、我が家の襖をこの図柄に張り替えてもいいなあって(^^)

実のところは、かなり本気です。



矢代幸雄氏の「水墨画」なる書籍によれば、、、

....

精神に色があるとするならば、それは「東洋の墨色」以外の何者でもない。

....

けだし卓見だと思うのですが、もしかしたら、かの一休禅師の道歌の超訳かも知れない


心とはいかなるものをいふやらん

墨絵にかきし 松風の音



等伯の屏風絵は16世紀の終わり頃

一休禅師は14世紀に生きた僧




空想をめぐらせば、一休禅師の歌をモチーフとして描きあげたのが松林図屏風かしら?

等伯は「静かなる絵」を理想としたとは、ウィキペディアには書いてますが、一休禅師への言及はない。

もしかしたら、、、アタシの新発見かなあ(^^)


松籟という言葉がある。松濤ともいうが、濤の字だと波打つ騒がしさを感じるから好まない。

幽からしさだと籟の方がいい。

絵柄からしても、風に吹かれているようには見えないが、そこに「隻手の声」を聴け!という禅の世界をイメージする



いそいそと東博のウェブサイトにみるに、、、

常設展示じゃないんだ。

毎年公開はされてますが、タイミングはいつもお年玉

アタシはお歳暮期待だったんですが....

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