2021年11月23日火曜日

木枯し

 




気象用語的には、晩秋から初冬にかけて太平洋側で吹く北寄りの風
特段、常州日田郷三日月村の名物だけでもないし、この辺りならば「空っ風」という。


Chopin – Etude Op.25 No.11 “Winter Wind”F. Chopin – Etude in A minor, Op. 25 No. 11 (25-11) “Winter Wind”Thanks for watching. I hope you enjoy my music :)I’m going to show various piano music inclu...リンクyoutu.be

だれなんだ?すなおに「冬の風」と直訳すればいいのに、、、コレが木枯しかなあ?

ほかにも虎落笛とか玉風とか候補はありそうなものだが、、、



王朝和歌の約束事として、木枯しは(身を)焦がすの意味をかけるのが通例ですから、基本は恋歌の常套句です。

和歌集の冬部として、時雨から木枯しと詠題が変化する場合もある。

欲張りにもこのふたつを折り込んだ歌も有りますが、さておき


けふの一首


消え侘びぬ

うつろふひとの秋の色に

身をこがらしの

森の下草(新古今 定家)


新古今では恋部に収録されていますが、冬部でも構わない。

定家の真髄は、女性転身失恋詠にしくはない。


オトコが心変わりしたんですよ

LINEもメールも、ましてや電話はもとより訪ねても来ない。

身を揉み、心を焦がし、泣き暮らす秋の日々

哀しいなあ

辛いなあ

悔しいなあ......

外は木枯し、今年の冬はいつもより寒さがつのる


って、塚本邦雄的な鑑賞スタイルだとそういう解説になります。

失恋歌としての最高峰

個人的なお好みならば、匹敵するのはこれだけ


「元気ですか」怜子 中村中(なかむら あたる)トランスジェンダーリンクyoutu.be

中島みゆきのオリジナルはありませんので、一番雰囲気のある中村中さんで.....

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