2021年11月15日月曜日

迷宮事件簿....2

 1984から85年の頃は、昭和のおじさんらしくリゲインしてました....つまり24時間的に働いており、スポーツ紙好みな劇場型犯罪に興味を持つ暇もなかった、、、というか、吉田阪神が優勝するかどうかの方が大事だった(^^)




世に「グリコ森永事件」というが、適語表現ではないと初めて一連の事件の鳥瞰を見て思った次第。
企業サイドに立てば、経営的に深刻なダメージを受けたのはこの二社だし、グリコは社長が誘拐されたり、工場が放火されたりもしています。
しかしあの「キツネ目の男」は、丸大食品脅迫の際に目撃されており、犯人の一人らしい人物をみすみす滋賀県警が取り逃がす失態は、ハウス食品の脅迫の時。
失態とはいうものの、実の所は警察中枢の判断(捜査情報を現場に隠した方針)が原因であり、滋賀県警はスケープゴートにされたようなもので被害者ともいえます(叩き上げの本部長は悲憤の末退官日に官舎で焼身自殺)


それ以外にも、不二家、駿河屋....と手当たり次第に脅迫してますし、模倣犯罪は無数にあったようです。

駿河屋さんは羊羹の老舗だが、他に比べて知名度は低いんだが、、、

大手だと、明治製菓には脅迫状すら来なかった??



一年余りの時間をかけて犯人グループの経済的利益の程はまったく分かりません。

闇解決はなかったとされますが、、なかった事の証明はできない。

身代金目的ではなく株価操縦だったともいわれますが.....これに関する取引所の見解は探したが見つからない。

なんの見返りもなく、一方的に脅迫を断念するはずはなく、、、色々と想像を逞しくしたくなる。


あれから半世紀近くたちますが、いまならどうするんだろう?

犯罪に使われた小道具はかなりレトロです。

監視カメラも今みたいに蔓延ってもおらず、DNA鑑定やら科学的捜査も稚拙。

前世紀末に全ての事件が公訴時効をむかえ、完全に迷宮入り。


でもちょっと待ってください!

刑訴法255条では、容疑者が海外逃亡中は時効が停止されると、、、

犯人グループは「ヨーロッパに行く」なんて何度も嘯いてました。諦めてはいけないのですよ....でも、実は諦めたいなんかがあるのかしら(^^)



映画『罪の声』予告【10月30日(金)公開】「俺の声だ―」#小栗旬 × #星野源 映画初共演!日本中を震撼させた劇場型犯罪、35年の時を経て宿命が蘇る!映画『 #罪の声 』2020年10月30日(金)公開https://tsuminokoe.jp/原作:塩田武士『罪の声』(講談社文庫)監督: #土井裕泰脚本: #野木亜紀子主題歌: #Uru 「振り子」(ソ...リンクyoutu.be

このミステリーあるいは映画化作品はこの事件をモデルにしており、犯人は英国で優雅に暮らしている模様です。

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