コウロギとコオロギは違うんだ!
コウロギは「興梠」なんて難解苗字にありますが、和歌の世界では「こほろぎ」と表記されます。
意地になって万葉集、八代集、広辞苑(第七版)、諸橋大漢和を調べまくった結果.......
万葉集には蟋蟀の和歌が六首(八巻と十巻、、つまり秋のうた)にだけ登場しますが、螽斯の和歌は皆無。
八代集では蟋蟀の歌は皆無で螽斯の和歌が十八首(三句目の用例が多い)
万葉集では「蟋蟀」が原文表記ですが、漢文的には「シツシュツ」と発音するみたいで周代からある言葉。
意味は蟲の名で、こほろぎ、きりぎりす、いとど(こほろぎの異名?)のこと
八代集は無論かな表記
そして広辞苑では「キリギリスはコホロギの古称であり、コホロギとは秋の虫の総称」
ついでに、、、諸橋大漢和では「螽」はイナゴやキリギリスの総称だが、螽斯(シュウシ)なる熟語はありますが、イナゴのこと。また蝗は沢山の子供を産むから子孫繁栄の徴でもあると、、、
以上からわかる事、、、実は何も分からない(^^)
大胆な憶測をすれば
どうでもよかったのですよ。
キリギリスの方が語感が良くて五文字だからハンドリングし易い。
蟋蟀をこほろぎと読むことへの疑義は一旦保留。
万葉集では、その多くが「蟋蟀之」と表記されてますから、キリギリスを当てるのは多少無理がある。
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