2022年10月31日月曜日

アムステルダム

 


贅沢な映画なんだが、途中で睡魔に襲われて、、、テイラースィフトのシーンを見逃してしまった。


ほぼ実話って触れ込みなんですが、バックグラウンドがよく分からない。なんだか陰謀論めいたきな臭さやらファシズムの暗躍やら、、、


センターを張るのは、三人の男女


白人の医師

黒人の弁護士

女性の(この時代はそれが当たり前)の看護師


ダイバーシティばやりのハリウッドらしい役者設定

WWⅠの戦場で遭遇し、終生の友情を誓い合い、大恐慌の最中にNYでスリリングでサスペンシブルな事件に巻き込まれる、、、なんておはなし。


かの大恐慌の「原因と結果、そして展開」

様々に語られるが、すでに定説はあります。

原因は、WWⅠによる覇権交替が円滑に進まなかった歪み。英仏からアメリカンに移行するのはやむなしとしてもアメリカンにその準備が出来ていなかった。

しかし十年足らずでリカバリーできたのですから、この限りでは大成功、、、なんだがその主たる要因が「軍事ケインズ主義経済政策」ですから、先々の「大不幸」は当然に予想されます。


無知なアタシは知らなかったが、、、



フェルデナンドペコラ氏

高名な法曹関係者らしいが、議会上院の大恐慌原因と対策委員会みたいなものをリードした大功労者。

グラススティーガル法をはじめさまざまな金融規制が実施された。

彼の功績で、、、と言いたいが、再発防止にはなったみたいだが、さしあたりの対処療法は「戦争経済」


悍ましくおもうのは勝手だが、倭国の経済成長を朝鮮戦争とベトナム戦争がどんだけ支えたか皮膚感覚でわかるだろう。

WWⅡの経済効果って、、、いうまでもない。


という事で、バブル経済の崩壊へおはなしは飛びます。間違いは誰にでもありますが、間違いを直視し反省し対処したかどうかは、、、、戦争経済の「幸運」に恵まれなかったってことはさておき、ペコラ委員会のような検証なりをキッチリやらなかった事が「失われたウン十年」になったのではないかって気がしてきた。





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