作者のコナンドイルはそこそこのスポーツマンだったようだ。
クリケットが得意で、ラグビー(サッカーかも知れないがこの辺り混同した記述がSNSには散見)もやるし、ゴルフもHCが10だった。
作者の趣味嗜好が作品の登場人物に投影されるのはままあり、、、ワトソン医師は元ラガーだったという設定。
これは、スリークォーターなるポジションが出てきますから明らかにラグビーだし、大事な対抗戦を前にして選手が失踪する事件の依頼がラグビー音痴なシャーロックにあった。
さておき、ゴルフは?
たわいない会話には出てくるようだが記憶にないし、作品のモチーフになった事はない。
シャーロックホームズは、格闘技系(ボクシングやフェンシング)には長けているが、ボールゲームはからきしダメ。思うにシャーロックに団体競技は似合わない。ならば、、、ゴルフなんかは彼のキャラクターイメージに合うではないか!
シャーロックホームズのスピンオフ作品はごまんとありますが、正典と矛盾してはならないし、そこで、、、これはなかなかのアイデア。
彼がベイカー街でワトソン医師と同居を始める以前、大英博物館近くのモンタギュー街に下宿していた二十代前半の頃。まだ諮問探偵として売り出す前であまり裕福でもなかった無給の研究員らしい彼はどうやってご飯を食べていたのだろうか?
ずばり、、、賭けゴルファー(賞金稼ぎのセミプロゴルファー)
そんなモチーフの愉快な短編集
この手のお話には狂言回しが不可欠なんですが、ワトソンと出会う前ですから、、、そこで、シャーロックとワトソンを引き合わせるワトソン医師の助手だったスタンフォード君が登場というのが、、、実に気が利いています。
もっとも、オリジナルのスタンフォード君はデフじゃなかったはずだが、?
ワトソン医師との同居以降降る雨の如く依頼が舞い込み忙しくてコカインに手を出す暇もなく、、、でもなかったが、ゴルフへの興味は既になくなったらしい。
アタシも既にゴルフに興味を無くしたが、、、
年間平均ストロークがコンスタントに90台がでた
80そこそこでラウンドができた
ハンディがプライベートながら10そこそこになった
ホールインワンもやった。
毎度のテニスブランドのファッションスタイルがカッコ良いと意地悪で有名な名門ゴルフ場のハウスキャディに褒めてもらったし、、、、
達成感が小市民的で恥ずかしいかぎりだが、シャーロックは多分形而上学的なんだろう
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