2022年10月19日水曜日

乱心

 かの「奈良警備」に関わる殺人事件について書いてみようと思いつつも、、、機微な事になりそうなので、周辺散策にとどめます(^^)


被疑者の鑑定留置が四ヶ月程度らしい。かなり慎重かつ厳密に本鑑定をやってように見えるのですが「京アニ事件」は約半年かかった。これはあの極悪人の病状に鑑みて余計な時間を要したのだろう。
公判開始後に理非弁識能力をめぐる論争を避けるためだろうがあまり必要性を感じない案件。

時間をかけたように装い、公判日程を政治的に決めようとしているんでしょう



歴史を紐解くに、とりわけ大逆や不敬に類する犯罪に関しては、、、

正面切って罪を問う場合
気狂い(歴史的な意味合いから敢えて不適切表記、以下同じ)の所業で片付ける場合

に大別される。
旧刑法でも現行刑法39条に相当する条文はあったのだが、今みたいに猫も杓子も「心神喪失やら耗弱」を口走った訳ではない。

最初に結論をいえば


大逆や不敬相当の権威や権力に弓引くようなまねをするような輩は「白痴痴愚魯鈍.....気狂い」みたいなもんだからとんでもないことをやらかすんだって、、、

そのような刷り込みや意識誘導をしようとするのは昔ながらのテクニックだと言うことです。



しかし、大逆(幸徳秋水)事件では、容疑者の精神状態は一顧だにされていないが、そもそもがでっち上げの冤罪であり、シュギシャへの先制攻撃。多少不確かですが、26名が起訴され24名が死刑。なんせ「既遂、未遂、予備陰謀に関わらず有罪ならば死刑しかないって凄い罪状」ですから、、、あんまりと思ったか、主上の仁慈の演出により半数は恩赦で無期懲役に減刑


かの田中正造翁の直訴事件に関しても「乱心」で片付けられたという説もあり、大津事件の津田三蔵巡査も最初は「気狂い」説を外務省は世界に発信している



虎ノ門事件(難波大助の摂政宮狙撃事件)では、犯人を狂人に仕立て上げようと必死の画策がなされたらしいが、鑑定を行った棋界の泰斗たる赤門教授何某は学の道に忠実であり、、、難波は公判でも叛逆的な態度のまま、、正常なまま死刑に処せられた。


戦後、平城天皇ご成婚パレードに投石乱入した当時19歳の少年の場合

暴行罪が構成するかどうか程度の微罪だが、世が世なら大逆罪か不敬罪。処分保留というわけにはいかず、、、、無理矢理に精神障害者に仕立て上げたらしいって女性週刊誌によればですがね



赤色テロ(紛い)に限らず白色テロでも似たような傾向が見られる。浅沼委員長刺殺の犯人(当時17歳)

まだ幼いし右翼民族派は馬鹿の集まりで思想強固な訳がない。自分の頭で考える事ができないから赤尾敏やらに使嗾されたに決まっている、、、みたいな本人を貶めるような論調が世間に出回った。残念というべきか言葉に困るが彼は拘留中に自裁。

三島由紀夫が「烈士」と称賛するのはまあ勝手。




さあ、奈良地裁で裁判員裁判になりますよねえ。

有権者登録名簿から選ばれるらしいから、、、早めに住民票を移して....でもいまから間に合うかなあ?






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