2021年5月24日月曜日

三つ数えろ

 


レイモンドチャンドラーがハリウッドで「サイコ」の脚本を書いた事は先に書きました。
こんな才能のクロスオーバーは大好き
...なんだが、倭国はなあ(嘆息)

実は数少ないアメリカンのノーベル賞作家が手がけた映画の脚本がある。


The Big Sleep 


原作はチャンドラー

監督はハワードホークス

役者はボガードにバコール


ここまでは、だれもが知っている映画トレビア

しかし、この映画の脚本家は、フォークナーなんですよ!!

名声の割に小説家としての実入りが少なかったようで、アルバイトで何本かシナリオを書いたそうです。

当時は週給の時代ですから、映画にならない脚本は単なるゴミ...忘れられた傑作があったかも、、、





あの難解極まりない「三つ数えろ」をネタに惰日記を書くつもりが、多少方向転換。


作家は如何に映像に関与するか?


谷崎は映画初期に結構シュールな作品にのめり込んでいますが、、雑魚はさておき大作家ではあまり聞かない。

三島由紀夫は映画好きでしたが、役者になったり主題歌の自作自演はありますが、、、自己顕示欲が強いってけだしその通りですなあ


安部公房は、、戯曲と舞台女優を愛人にしただけ


稀有の例だが富岡多恵子さんが「天の網島」のシナリオに参加している。

小説家にとっては、、、近くて遠い世界が映画みたいだ。




多少話を戻しますが....この「作品」

ウィキでは、小説版はストーリーの紹介をほぼ諦めています。映画版は長々と書いてますが...サッパリあたまに入らない。

何人ものヒトザルが死ぬんだが、加害者や動機がよくわからない....これでも傑作フィルムノワールなのかなあ?

やはり、、ノーベル賞作家なんて物書きとしては大した事ないんだわ。

でもね...あまり本筋でもない会話のやりとりは...実に素晴らしい。

この電話のシーンは、知る限り最高の掛け合い漫才なんですよ(^^)


....


あとはオマケ


ロバートミッチャム版の「大いなる眠り」があるのを知ってしまった

実はある作品で、マーローを演じて好評だったからの二番煎じ?

みてみたい気持ち満載ですが、アマゾンプライムにはまだ有りません。




0 件のコメント:

コメントを投稿