2021年5月19日水曜日

本屋

 


書店のことですが、普通は稀覯本や希少本、手稿なんかを専門に扱う古書店を意味します。

街の書店すら消えていく昨今、古書店なんか....

早稲田通りのあの伝説の古書店「文献堂」もなくなったらしい。

毎週新左翼系セクトの機関紙を眺めて...たまには新刊割引本を買ったり......

大事にしている唐木順三全集もこの辺りで、、清水の舞台から飛び降りるような冒険だったわ。


本が無くなるとは思ってはいないが、フォーマットは変化多様化するのは致し方ない。

車内で紙本を読むヒトザルはついぞ見かけない。皆さん、スマホの電子書籍かコミック。

しかし、この映画に曰く...

NYのサブウェイ車内では、若者は紙本を読み、中年以上は電子版らしい....



倭国ではまったく流行らないのは、

映画の水準としては知的すぎるのかな?

図書館映画にして、ドキュメンタリー映画。

嬉しいことにこの系統がシコシコとアメリカンでは製作されて倭の意識高い系な小屋にかかるのよ



これはシンシナティの図書館の司書が主人公のドラマ



かのNYPL。

知らなかったが、パブリックとは言え私立なんだそうです。エクシリブリスとは「蔵書印」のようなもの。

今時はこんなものは落書き程度にしか考えない古本屋が跋扈しているが、鴎外が「渋江抽斎」の史伝を書くきっかけは、神田の古書店で見かけるシブい古書籍の多くに渋江の蔵書印があったのがきっかけだと言われている。

所有者の来歴を記すサインでもあり、大切な書誌情報なんですがねえ....


思えば、無料の駄本貸し屋や自習室でしかない倭の図書館文化では、かような良質な映画は作りようもないし、

あろうことか寄贈された桑原武夫先生の蔵書をゴミ扱いして廃棄するような公務員が図書館員をやっているんですよ。


アタシの蔵書はどうしようか?

今となっては入手困難な書籍やら雑誌のバックナンバーはそこそこあるが、基本はマニアックなものばかりだし、、、、所詮は書痴一代。

綺麗さっぱりと灰にするのも...悪くはない

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