2021年5月17日月曜日

エアロール

 



渡辺淳一氏の小説の題名から、、斬り込むアタシ


稀代のエロ作家ですから、多分ミッテラン大統領の記者会見での下劣な質問への辛辣な答えを使ったのだろうが、多少気取り過ぎ。
倭風テイストでいうなら....「灰になるまで」と答えるのが洒落だ。
この成句は大岡政談が出典だとおもわれます。
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江戸時代、大岡越前守が不貞の罪で男女を取り調べたときのこと。30歳も年上の女の誘いに乗ってしまったという男の弁明に納得がいかず、そのために事件も解決できずにいた越前守は、自分の母親に「女性はいくつまでまぐあいの欲望があるのでしょう」と訊ねた。母親は何も答えず火鉢の中の灰をならし、暗に「女は灰になるまで」と伝えたとかや

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この文献自体史料価値ゼロとされますから、このエピソードもかなり怪しいが、そのオトコの名前は、幕崙といった....のも嘘(^.^)



さてこの作家先生は一定のインターバルで日経新聞文化欄にエロ風俗小説を連載し、大手町や日本橋に勤めるむっつり...エリートが毎朝恥ずかしげもなく貪り読む...なんとも亡国の風景。

山場が週末にかかるのは、駅売部数低迷のリカバリー策だと揶揄されたが、案外満員電車の中じゃさすがに恥ずかしいだろうって配慮かも(^.^)

なんにしても、掲載作品の一連の傾向を鳥瞰すれば...だんだんに主人公がおちぶれていくのですよ。

この辺りが経済専門紙らしい嗅覚が、日本経済を主人公に投影したのかな?

一流の経済と言われたが、今は経済も三流かも?




作家としての力量も段々落ちていくように見えますが、結構読むに耐える力作もあります。

エロ系ではなくて史伝系なんですがね


通俗的だがアタシは「無影灯」が好き。

白い影なるドラマタイトルで田宮二郎が演じたからかも知れないが....

まるで財前五郎ですが、直江庸介なる役柄

道玄坂坂上にあるオリエンタル病院の勤務医です。

彼の後ろが、懐かしい、、山本陽子さん。

しかし後輩役の中野良子さんが実に可憐だった

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