フランス語のオリジナルタイトルは、見るからに小理屈の多そうな....
だからといって「ラブ・セカンド・サイト」みたいなのは酷いが、フランス映画ではままありがちな事だし、赤面しそうな惹句もまた
高校の同級生だった。
小説家を目指すラファエルが、セレナーデ(シューベルト)を弾くオリビアに出逢い、恋に落ち、幸せな同居をはじめ....
ステージピアニストとしてキャリアを積むオリビアはそのうちにレッスンプロへ
ラファエルの小説は大ヒットし彼は一躍文壇の寵児へ....スレ違いから始まる亀裂と分断、致命的な大喧嘩
吹雪の夜の深酒の果て二人はパラレルワールドへすりっぷ
その世界では、ラファエルはしがない国語教師、オリビアは人気絶頂のピアニスト。
ラファエルはオリビアを覚えているが、オリビアにはラファエルの記憶がない。
YouTubeでオリビアのピアノ協奏曲一番(バッハ)を聴くラファエル。
物凄いイイネ!の数
釣り落としたサカナは大きい...と言えば品がないが、本当に大切なものは無くしてから気がつく
かくてラファエルのアレやこれやのアプローチが始まる.....
お約束通りのハッピーエンドなんですし、オリビアのソロコンサートシーンを最後にもってくるのもお決まりの展開。
演目は幻想即興曲(ショパン)...これまた定番
そんな事はどうでもよくて、細部が気になる。
コンサート会場は見た目オデオン座のようです。本来は演劇ホールなんですがねえ
それよりも....
オリビアは上手よりステージに登場し、上手へ退場するんですよ!
多少の例外はあるが、舞台での主役は下手から入退場するものと決まっている。
能舞台も橋掛かりは左側。
演劇の大道具たる家屋の玄関が上手側なんて見たことがない....アタシが知らないだけなのか、パラレルワールドなんだから洒落て逆にした監督の機知なんだろうかなあ....
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