2021年5月17日月曜日

酒味色論

 


後世必有以酒滅其國者
後世必有以色滅其國者


古来からの名文アンソロジーが「文章規範」

キャリア公務員試験の論文問題への必携受験参考書ですが、漢文を単に楽しむだけに拾い読むのも、堕日記のネタ探しにも丁度良い。


作者は魯国の王様で紀元前四世紀のころ、事跡はよく知らない。

対句を使い、難解でもない平明な論文です。

参考までに読み下せば....後世必ず酒(色)を以って其の國を滅ぼす者有り




ごもっともです。

歌舞伎町や北の新地を締めあげるのは、この故事に習った訳だ。

古来から悪いのは、酒とオンナ....アタシらオトコは悪くなくて被害者(^^)

この國はコロナ禍で滅びかねないから、そのために...


ちなみに、中華では酒の発明者は儀狄とされます。

伝説の名君禹に進呈したら大層御喜びになり、かようにつぶやいたとか。そして儀狄は宮中から追放される憂き目に。

晋の文公は南之威なる美人を寵愛していたが、ある時後宮から追い出した。側近が尋ねるにかように語ったとか....




名君ともなれば、さすがに振る舞いが違いますが、凡愚のアタシは.....



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