雪のふる様は.....
シンシン
ヒラハラ
チラチラ
これって、擬音語?それとも擬態語?
雪降る音はそもそも雪の結晶体が吸音するために「無音」のはず。
むしろ透き通るような無音の世界を感知し、半寝ぼけ眼で窓を開ければ一面の銀世界ってこと。
完全な無音の世界に音を感じるって...まるで禅の世界
其れを太鼓で表現するなんて....そんだけでも世界文化遺産の価値はあります。
しかし、能囃子に雪の音があるかと言われれば.....よく知りませんが、能楽のオーケストラは、
能管
大鼓
小鼓
が標準編成で、太鼓は特殊装備で曲により....例えば、「熊野」では、宗盛の愛人の熊野が満開の桜の下で舞うのですがそこに突然の村雨が、熊野は一旦舞をやめ、、、、太鼓の音がそこで雨粒を表現する「村雨留」という囃子の聴かせどころがありますから、きっと雪音もあるんでしょう。
実際のところは、そんな玄妙な世界で雪音を聴き分けているはずもなく、降り積もった雪がドサッとおちる擬態語を感じ取る事が多いはずだ。
吹きはらふ嵐はよわる
下折れに雪に声ある 窓の呉竹(玉葉集 鷹司伊平)
十三世紀頃の名前からしてキャリア貴族ですが、事跡はよくわかりません。
歌想は説明するだけヤボですが「雪に声ある」の四句の秀句表現だけが命って和歌です。
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