2021年12月8日水曜日

リメンバー

 


真面目に原典を読む前に「今日」なんだから、粗雑ながらあたふたプレリリースを、、、




原典 経済学者の日米開戦(牧野邦昭)

この理論はノーベル賞にも輝く「不確実下における意思決定モデル」である。
おかげで、行動経済学なる学問分野が評価されるようになったらしい。
ある種の心理実験なんですが、、、


多数決からすれば、質問1については、期待値は同じだが、圧倒的に選択肢Aを選ぶらしい。

利益が得られるならば確実性に力点をおくらしい(アタシはそうは考えないんだがなあ)


質問2も期待値は変わらないし、質問1から想定される判断ならば、、、ところがさにあらず。確実性よりもギャンブル性の高い選択肢Bを選んでしまう(こちらもアタシはそうは考えないわ)


この栄えある理論は一体何が言いたいのか?

.....

人間は目の前に利益があると、利益が手に入らないというリスクの回避を優先し、損失を目の前にすると、損失そのものを回避しようとする傾向があるということである。

....以上はウィキの解説


日米外交の絶望的な閉塞の中で、帝国の選択肢は、

座して死ぬ(ジリ貧の中で衰退の道を辿る)      暴発して一億花と散る(どか貧で国体崩壊も已むなし)

科学的な国力分析もロクに行わなかった訳ではない。圧倒的な不利感は承知だが、勝負は時の運。ヨーロッパ戦線でナチスが勝利し、ソ連と英国が連合国から脱落すれば一気に形勢は逆転する。ならば、アメリカンだって講和しか選択肢がなくなり、、、、希望的観測以外の何者でもないと嘲るのは勝手ですが、帝国が衰退するというリスク(損失)と対峙したとき、乾坤一擲の万馬券に命をかけるという行動経済学のプロスペクト理論通りに、、、そのとき歴史は動いた、、、のです。

つまり、加藤陽子先生がおっしゃるように「それでも戦争は回避できなかった」のです。でもなあ、アタシは二つの質問に対して別の選択をします(天邪鬼じゃなくて自分なりの合理的な判断)

元々がタナボタの百万円ですからなくても当たり前。ならば五割の確率に二百万円に賭けます。

二百万円の負債はリアリズム。借りたものは返さないといけないんだが、確実に半分債務免除してもらう方が堅実じゃないですか


やはり、非常時には異能が必要なんだ。偏差値エリートでは常識的な判断しかできないのですよ。

仮にも、、、アタシがあの時代のリーダーならは(^^)


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