王朝和歌の系譜は哀しい恋の歌ばかりで、いまの演歌にも脈々と流れる、、、って以前にも書いた事。
だから、松任谷由実よりも中島みゆきが倭の詩歌二千年の保守本流なんですよ。
マクラはこんだけで本題はこれから
しかし、別れた・フラれたばかりの和歌ばかりだと気が滅入る。
万葉集の時代はまだ初々しい恋や愛の詩が本流。
あの「青い山脈」の時代みたいだわ(^^)
立ちて思ひ
居てもそ思ふ
紅の赤裳裾 引き去にし姿を(万葉集巻十一)
妹等がり
わがゆく道の細竹(しの)すすき
われし通らば 靡け細竹はら(万葉集巻七)
頑迷なジェンダー論者がなにを喚こうと紅や朱は愛する人、素敵なオンナに一番似合うし、はやく顔姿を見たいから、視野をさえぎるものは消え去れ!ってホントに素晴らしい感情のほとばしり。
人麻呂の有名な石見相聞歌の最後の部分にも「....靡けこの山」ってありますが、当たり前ですが、出来栄えは遥かに、、、歌聖と言われるだけのことはありますなあ。
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