2021年12月6日月曜日

アンファンテリブル

 ジャンコクトーの小説のタイトル

和訳だと「恐るべき子供たち」
最初に訳したのは画家の東郷青児氏のようですが、あまりな直訳だから、誰かが新時軸を打ち出してもいいが、、、みなさん踏襲しています。
芸がない...と揶揄するほどフランス語に堪能ではないアタシ。


意味は結構多義であり、

大人を困らせる不作法な悪ガキというのが本義らしいが、いまでは「早熟の天才にして傍若無人」と使われます。

褒めているようなそうでも無いみたいな.....


映画「恐るべき子供たち 4Kレストア版」 コクトー×メルヴィルジャン・コクトー原作、ジャン=ピエール・メルヴィル監督による1950年のフランス映画「恐るべき子供たち」が、フランス公開70周年を記念して修復され、「恐るべき子供たち 4Kレストア版」として10月2日より公開されることが決まった。  「恐るべき子供たち」は、エリザベートとポールの姉弟と美しい少年ダルジュロスを描い...リンクyoutu.be

迂闊な事ですが、この映画の存在は知っていたが、監督はコクトーだと思い込んでいた。

実はメルビルだったとは、、、

後年、フレンチフィルムノワールの鬼才といわれたものですが、若い頃はヌーベルバーグ派の映画人。

役者もやれば監督もこなす才人でした。


処女監督作品がこれ

残念ながら小屋では見たことがないし、動画配信サイトにもない(2004年のリメイク版はユーチューブにあるが、サブタイトルなし)


【予告編】4月20日[土]より公開!ジャン=ピエール・メルヴィル『海の沈黙』『マンハッタンの二人の男』ヌーヴェルヴァーグに多大なる影響を与えた2大傑作。長編監督デビューを飾った『海の沈黙』(47)、NYでゲリラ的撮影を敢行した『マンハッタンの二人の男』(58)を上映! 【上映作品】『海の沈黙』HDマスター版(1947)映画作家メルヴィルの名を知らしめた、記念すべき長編第1作。『マンハッタンの二人の男』(1958)...リンクyoutu.be


さて.....
それでなくとも辛気臭くて理屈の多いフランス映画のそれも50年台のヌーベルバーグ的な映画。
大抵は爆睡するのですが....

実に素晴らしい。
結末が優れてヌーベルバーグ的だった。
つまり主人公が非喜劇的な最後を遂げてしまう
文化庁は映画製作に様々な助成金を出していますし、それが悪いとまでは言わない。
しかし、過去の文化遺産的な名作映画の4Kデジタル化支援もやってほしいねえ。
費用感は様々だが、ざっと映画一本につきうん千万円

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