素直に「白鳥の歌」と訳せばいいが、、
仮に「蝋燭は燃え尽きる前に一番輝く」を文学的に英訳せよ、、、って問題ならば「Swan Song 」が大正解で、アタシなら満点をあげます🤗
牧水の有名な短歌なんだが「シラトリ」とよみますから「ハクチョウの和歌」ではない。
だから、カラスでも白ければこの歌題に相当する。
王朝和歌に登場する鳥はさまざま(万葉集では40種余りだそうな)ですが、
鶯
不如帰
雁......あたりが登場回数が多いし、白鳥も渡鳥だが、雁にその位置を奪われて、影も形もない。
多分だが、シベリア抑留20年の苦節に耐えた蘇武のエピソードが強烈だったから、雁の歌題席次があがってのだろう。
クラシック音楽にはやたらと「白鳥の歌」が登場するが、遺作でなく最高傑作でもないのにかようなタイトルをつける作曲家の心理なんか理解に苦しむ。
白鳥の歌とは藝術に限定した事でもない。晩年の畢生の大業ならばそれも白鳥の歌
余命幾許もない伝説のゲイのヘアドレッサーの最後の仕事を描いた、、、、まあマニアックな映画
ところが結構な入りでプチびっくり。
見た目観客はセクシャルマジョリティばかりに見えました。
映画としては、佳作の部類だが、倭人好みのテイストとは言い難いのですがねえ
だから「白鳥の歌」なんて好まれない傾向にあるんですよ。
アタシは薫クン四部作の中で一番いいと思うし、
赤頭巾ちゃんで芥川賞を受賞したが、こんな作風だと早晩行き詰まる、、、てな批評家の予言通りになってしまったが、それはこの第二作を正当に評価しなかったからだ。
結果的に庄司薫氏の「白鳥の歌」となってしまったし、誰の耳にも歌声は届かなかったのですよ
0 件のコメント:
コメントを投稿