耳は眼ほどにモノを言う!
視覚の希求力の大きさは言うまでもないが、聴覚も馬鹿には出来ない。
改めて、オリジナルの台詞字幕付きの音源を探し当てましたので再掲します(無論素材は同じでも調理方法は違います)
わざわざ倭語版の掲載は、、失礼ですがあんまり良い訳じゃないのよ。英語の達人が映画事情に詳しいわけではなく、この台詞が名台詞ランキングの二十位台であることを知らなかったのだろう
AFIなる団体は2005年にアメリカ映画百年記念として「名台詞ベスト」を公表しました。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アメリカ映画の名セリフベスト100
眺めているだけで、極私的プロ映画批評家は涎が垂れそう。
涎を垂らしているだけなら、ただの映画ファン。一応プロを自称するんだから.....
選ばれる基準は大体予想が尽きます。
映画自体が作品的興行的に名作である事
ある種その映画の本質に触れている事
寸鉄人を刺すようなキャッチコピー的な事
汎用的に再利用できる事
とかなんとか、、、
しかし、映画全体シーン全体の理解がなく、単に切り取られた短い台詞だけで良し悪しは解らない。
さてこの映画ですが、、、元来は戯曲だったそうですから、迫真の法廷劇である由縁がわかります。
バックオフィスでヌクヌクしている奴にフロントが例え理不尽であっても耐え抜かねばならない労苦がわかってたまるか!
だから、、、オマエに何がわかる....
直訳すれば「オマエには真実は判らない」ですが、ニュアンス的には上記の通り。
軍隊的な組織にはありがちですが、世の中は「能力と自己顕示欲」の四象限マトリックスでヒトザルを分類できる。
この大佐は典型的に「能力が高く自己顕示欲の塊」であり、絶対に作戦参謀にしてはならないとドイツ(プロイセン)参謀本部では言われてきた、、、超一級品の軍人。
この組織を模範とした某国だが、この人事の要諦は学ばなかったが故に国を滅ぼした。
しかし、能力がないくせに自己顕示欲だけでのしあがる輩が跋扈する組織よりはましかも知れない。
今日の名題ですが、、、
和田誠さんの名エッセイ本のタイトルですが、このタイトルもある映画の名台詞です。
彼はイラストレーターですから、楽しいイラストに映画の名台詞に因んだエセー、、、実に楽しいのです
.....残念ながら邦画には定番名台詞アンソロジーがありませんので、、、
0 件のコメント:
コメントを投稿