かの岩波新書のこのベストセラーを知らないとは、歴史好きは口にしてはならない(出来ない)
読んでなくとも、歴史好きを標榜するなら「大昔に読んだかもなあ、、、すっかり忘れたが」ってアタシのように嘯くもんだ(^^)
今回新版が岩波から刊行されたから、冥土の土産に。確かに読みやすくなったみたいだが、馬鹿みたいに高くなった(^^)
しかし、これは公設貸本屋で借りるものではない。
そもそもが講演録だが馬鹿にしてはならない。かのウェーバーの「職業としての政治」もしかり。
しばらくは精読の日々が続きますから、チャプター単位で読書感想文でも書いてみよう。
因みに、カー先生は外交官上がりなんですねえ
家庭的には性格破綻者的だし、、、学者としてもどうなんだろう。
ただただこの講演録だけで青史に名を残したのかしら
まずは第二版の序章から、、、
歴史の未来を「悲観的に考えること」は知識人の証らしい。なんとはなしに根拠希薄でも暗い未来を口走ってみる。
彼らが内心愚昧とバカに思っている民草はそうでもない。そもそもそんな暗い未来論なんか読む暇もないんだから(^^)
彼らは皮膚感覚で未来に期待をしている。
だから、苦しい家計の中でも子供を作り、貯蓄をし、将来の地球環境の為と思えば不便にも耐える。
民草の未来への期待に応えるのが「政治」とやらならば、、、今の永田町でかような書籍を贖う方がどんだけいるのかなあ?
さて、過去の事実と歴史的事実はまるで違います。
有り体に言えば膨大な「過去の事実」のなかから、歴史の分水嶺になるような事実を「歴史的事実」といいます。
大事な事は沢山ある
モリカケサクラ、トウイツキョウカイなんか枝葉末節の出来事。確かにそうだ。
くだらんしつまらんし馬鹿馬鹿しい。
しかし、最強最長の政権がやるべき事やりたい事の全てが中途半端のまま放置されたのは、この枝葉末節の対応に馬鹿馬鹿しいまでに時間を浪費したおかげ。
至らないところがあったから改める、二度とやらない!って早々に陳謝すれば済む話。アタマ下げても内閣総辞職するようなはなしじゃない。
そうやってれば「過去の事実」で済んだものを、、、
歴史に学ばない統治者は主権者にとって不幸だ。
本来やってくれるはずだったことを放置したまま、佞臣ばかりを重用し、警察庁長官に抜擢したり、又その子飼いを県警本部長にするから、、、非業にして無念の死には違いないが、、言葉キツいですがミカラデタサビ。
一番被害を被ったのは主権者そのものなんだが、誰もそれを言わない。
その意味でも、モリカケサクラトウイツキョウカイは「歴史的事実」として揺るがせにできない、、、とキッパリ!
0 件のコメント:
コメントを投稿