能楽や歌舞伎等古典芸能の世界は戯作者(台本屋)の位置が高かった。
しかし、映画になった途端に、、、
アカデミー賞では、脚本賞と脚色賞の二部門がありますが、似て非なる日本アカデミー賞では、脚本賞だけである。オリジナルの台本作りとマンガや小説のメイキングでは自ずと違うはずだ。
ちゃんとその辺りをリスペクトするかどうかの違いだし、辛辣に言えば、メイキングばかりの映画まみれでまともな脚本なんか稀有な惨状
悲憤嘆慨しても事態はかわらないから、アタシが極私的な名台詞アンソロジーをつくってみよう🤭
勝ったのは百姓たちだ。
俺たちは刀槍ではなく鉄砲に敗れた(七人の侍)
侍達のリーダー島田官兵衛の台詞。
メンバーのうち四名が鉄砲で討死(百姓たちは判らないが損害軽微)
野武士の集団を殲滅した後は、何事もなかったかのように田植えに精を出す。
それを遠景にかくも官兵衛が呟く。
なお後段の台詞はアタシの捏造追記。
時代設定は戦国末期で、秀吉の天下統一まであと僅かの頃。もはや刀槍や弓矢時代ではない。戦闘力に秀でた侍集団も過半が銃撃死(この事を殊更話題にした批評は知る限り読んだことはない)
生き残った三人ですが、既に大きな戦さで手柄を立てるような就活の道も閉ざされて、、、言ってみれば「死に損なった三人」
もはや死に花を咲かすこともなくなった。
関ヶ原合戦まではあと十数年。
その頃はもうカラダが動かない。
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