2022年7月13日水曜日

文学賞を目指して

 ナンチャラ文学賞は1935年(昭和十年)の芥川賞と直木賞の創設に始まる。

創設目的、選考対象や基準は様々に語られるが、そんなものはどうでもいい。授与する側に商業主義的な思惑がないはずはなく、貰う側だって励みにはなろうが欲目と二人連れ。

少なくともマズローの言う高位な欲求ではなさそう。

太宰が芥川賞を、小林秀雄が改造社の懸賞文芸論文賞を欲しがったのはひとえに懸賞金目当て。

傲慢な小林は一等になる事を疑わず、情婦を連れて温泉旅行に出かけたが、、、あてはずれ(^^)

宮本顕治の「敗北の文学」に攫われた。

別に高名な文学賞を貰わなくても作家や作品の価値は毀損しないんですがね



小説だけが文芸ではないし、文芸家になるには文学部卒業は要件ではない。誰だって文芸家にはなれ、、、るはずだが永山則夫は文芸家協会の会員にはなれなかった(異論続出で脱会した有名会員も数多)

だっから、芸人やタレントが文学賞や文芸家を目指してなにが悪い。

まあ、この連中の作品にはゴーストライター疑惑がついて回るのですが、川端康成だって名義を貸したり借りたり、、、、

しかし、小説のレベルともなれば、、、知名度で売れても時分の花。二作目が続かないとかボルテージが格段に下がったり、、、そのうちワルイウワサが流れたり



やっぱり兼業文士はエッセイくらいに留めておく方がいい。本業で培った鋭い感性との幸せなマリアージュが期待できます。





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