2022年7月2日土曜日

首相公選制

 永田町界隈でも一時期は声高に主張するそれなりの実力派もいたが、昨今はかげを潜めた。


議会制民主主義から大統領制に移行することになるから憲法改正(かなりな大改造になる)を伴うが、そんな機運のカケラもない。
それにはそれだけの理由があるのだろう


傍論として都知事選挙を考えてみよう
有権者総数千二百万人の巨大選挙だし、都知事の権限は財政規模からして中堅どころの国家に相当する。つまり、、、東京都大統領の選出と同じだし、都会さながらの無関心層が多いにも関わらず投票率もそこそこのレベル



歴代都知事一覧(戦後の公選以降)の写真は記載のサイト掲載をお借りしています。

安井誠一郎(内務官僚)
東龍太郎(厚生官僚、大学長)
美濃部亮吉(学者)
鈴木俊一(自治官僚)
青島幸男(タレント)
石原慎太郎(作家)
猪瀬直樹(作家)
舛添要一(学者...かなあ)
小池百合子(キャスター)


時系列で並べていますが、特別会計等を含む総財政規模で15超円、職員数17万人のトップに必要なのは、なんといっても組織運営能力。

だから旧内務省系の高級官僚が幅をきかせるには一定の合理性があるし、相応の実績も上げてきた。

むしろ都政をおかしくしたのは広義の文化人系知事。

美濃部は都財政を破綻

青島は都市博中止の決定(を就任早々に実施しただけであとは居眠り同然)

石原は五輪誘致の元凶(誘致賛成派もいるだろうがアタシは、、今更って)

猪瀬と舛添は野垂れ死に近い


現職はまだ任期途中だから論評をしませんが、いまや都知事職は統治能力の実績よりも知名度や時分の人気で選ばれる「危険」な職種らしいし、選挙区が巨大化すればするほどその危険が高まる。

政治家、、とりわけ宰相にもカリスマ性は必要だが、まずもって「指導者の5つの資質」が必要条件である事は論をまたない。


次の宰相を目指す永田町の住人たちは人気投票に自信がないのだろうが、それはそれとしてもムードだけで主権者がリーダーを選びかねない事を思えば、、、まだ議会制民主主義の方がマシか.....どうかは国政選挙で決まる。

投票日は七月十日


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