日共の歴史に関しては、さまざまな立場(身内、追放された元党員とか)からの書籍があるが、公平そうなのは.....
でも人文科学系ジャーナリストですから三国志演義風であり、それはそれで面白い。
なもんで、今回は社会科学系の手になる、、、なかなかの労作
立花隆氏よりも歯応えがある。
まあ、通史そのものは知識として知っていることばかりだが、、、前置きとして「転向」について思いついたことをツラツラと
転向とは、思想的立場をリバースすることであり、一般には左翼思想を捨てて、、、黙って蟄居すればいいのだが保守に転じて敵対する例もあまた。
転向の理由はさまざま
典型的には「若い頃に左翼に魅せられないのは馬鹿だが何時迄も目が覚めないのは阿呆」だと(^^)
今となっては共産主義なんて破綻したイデオロギーだがある意味で森羅万象須く体系的構造的に説明してくれる誠に便利なツールである。
政治手法としてのマルクスレーニン主義を信奉しなくても人文科学や社会科学の世界では未だに重宝されているが、、、なんとまあ、世界中の急進左翼政党の大半が「その思想を放棄転向」したにも関わらず、我らが日共だけは未だに共産主義の金看板を下さない。
小賢しいことに、中身が変わらないのに表現のすり替えをやる。
マルクスレーニン主義ではなく科学的社会主義
プロレタリア独裁ではなく民主集中制
暴力革命の放棄なんだが「敵の出方に応じた合法的措置」だとかなんとか
戦術的には柔軟なんだが戦略的には教条的、、、だから党勢は浮き沈みはあるが、あるレベルで頭打ち。
だから拷問や脅迫に耐えかねて思想を棄てる事もあろうが、、、やっぱり最後までついていけないってそういうことなの。
以下著名な転向者(非難する為に列挙したのではなくアタシが経歴をよく知らなかっただけ)
猪瀬直樹 信州大元中核派
森田実 日共除名後ブント(共産主義者同盟で日共よりも左派)結成
長谷川慶太郎 日共阪大細胞所属だったはず
渡邊恒雄 日共東大細胞所属
藤岡信勝 北大時代に日共入党
西部邁 東大のブントのメンバー
他にも沢山おいでになりますが、保守の論陣から彼らを排除すれば、理論的でも実証的でもない空虚な論を述べる連中しか残らない。
だっから、、右から左に「転向」した例は、アタシには寡聞にして
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