ラテン語で書くと教養らしくきこえるが、昨今は「教養」なんて小馬鹿にした修辞だ。
倭語で「分割して統治せよ」という方がまだましかもしれない。
大英帝国の巧妙なインド統治のカラクリをズバリ言えば、、、って事だが、出典を調べていてラテン語表現に行き着いた。
つまり、この統治システムのプロトタイプはクラシックローマにあるってこと?
まあ、気の利いた統治者なら誰でも気がつく当たり前の事なんだろうと思います。
中華にもあるはずだが、適語表現に行き当たらない。
現代の民主主義は「複数の」政党を基盤にした政権運営なり政権交代をその活力の源泉とする。
複数とボンヤリと書いたが、二大政党システムと多党化システムに別れるが、後者は「ドングリ背比べか一強多弱」
倭国は大正デモクラシーの頃と、、、誰がどういうつもりで提唱したのか忘れたが、主権者がそうだ!そうだ!と囃し立て、小選挙区比例代表制なる選良選出システムに移行したことにより「政権交代」なる悪夢を見る事になってしまった.........ふたつの不幸な経験をもつ。
不幸な経験は統帥権独裁なるグロテスクな化け物を生み出し、今ひとつは(今がそうなんだが)一強多弱政党体制という始末に負えない様となった。
中華の戦国時代なさながらの連衡合縦の世界、、、なんだが、史実に学べば、多弱連立である合縦策は、一強の一本釣り策(連衡)の前に脆くも崩壊.....
なんか見たような聞いたような田舎芝居だ(^^)
普遍的に最善な統治システムなんかありはしない。
ヒトザルが歴史上一番幸せな時代は五賢帝の時代と清帝国の康煕帝やら乾隆帝の頃(はやい話が民主主義体制ではなかったのよ)
民主主義体制ならばその成否は選挙システムに依存する。失礼な言い方をすれば「一票の格差」の大合唱の中でもっと大切な事を忘れてしまったようだ。
泡沫政党が議席をとれば政党助成金という点滴を受け、とっとと退場すればいいのに比例区の恩恵で半脳死状態でも生きながらえ、元就の教えに従い束になってくれればまだしも、一強政党の流し目とか甘い言葉に惑わされ、、、
処方箋はある意味簡単で実に難しい。
一強政党は多弱野党体制が好ましいから、改革の必要性を認めない。
多弱を排する仕組みにしようとすれば、騒動師の才覚だけは豊かな連中が騒ぎ立てるから前に進まない。
小異を捨てて大同につくって言葉は美しいが、ヒトザルは苦労は分かち合えても安楽は独り占めしたくなり、直ぐに仲間割れ。
すでに今回の参議院選挙では、、、さらに多党化がすすんだ。先々どうなるのかなあ
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