2022年7月5日火曜日

青木理氏のこと

 物書きとしては多少歪んではいますが、その著作を悪いとまでは言わないし、実は買いはしないが愛読者



テレビ観てませんから、実際の発言は判らないが、このオトコ、なにかにつけて世界で起きている不義あるいは不適切な事象に批判的言辞を弄するのはいいとしても、必ず「日本でも今まさに起きて」いるとかなんとかを最後に付け加える癖がある。


クラシックローマの大政治家カトーの真似かね(^^)

ならばけだし笑止笑止

世界の不義が須く倭国で起きているとは自虐の極み


それに氏のコメントのいかがわしさは「多数派とは言えない頑なな意見を持つ偏った宗教的判断」なる部分

その見解にはかなり幅があるはずだがアメリカンの輿論の六割程度が中絶容認。確かに多数派ではないが、中身をギリギリ詰めていけば拮抗していると思うのがコモンセンス。

頑なな宗教的判断とは、、、キリスト教各派はこぞって中絶反対でありローマ法皇庁は判決に賛意のコメントを出している。世界の三割のヒトザルが偏った宗教的判断の信奉者とは口が過ぎる。


そして正確に言えば、偏った宗教的判断が政治を決めているのではなくて、偏った宗教的判断に従う方が票になると考える政治家が一定規模いるだけの事。

コリアン系団体がナンチャラ像を設置する事を後押しする政治家の政治行動と同じである。


最高裁判事の中で保守派と言われる方々は「オリジナリスト」的な法律家である。

概して法律家は保守的であるがとりわけ、、、

つまり原理主義者であり、憲法の創造的解釈なんてとんでもない話であり、立法の原理原則に従い文理解釈を旨とする。

建国の父たちは中絶なんか人民の権利として想像もしていなかった、、、といわれれば、まあそうだ。

婚姻は「両性の合意に基づき」も同じようなこと。

両性とは当然にオスとメス。

同性婚なんか想定外!と門前払いするのも当然のことですが、、、別に創造的解釈も可能です



実のところ、判決全文を読んでないのでよく分からない。「権利自体が否定」されたのならば、容認する州法が全て違憲になるはずだが、そんな話は聞いていない。女性のプライバシーなる権利の定義が州に帰属するということならば、、、人権なるものが州によりバラバラで良いって、連邦国家とは言えこれはどうなんだろう。

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