2022年7月9日土曜日

テロルの系譜

 近代的な統治体制以降に限っての比較です。


アメリカ 四人
イギリス 一人
フランス 一人
倭国   七人

大統領あるいは首相で暗殺された方の数です。
統治体制なりに無論差異があり、単純比較するのは難しいのですが、英国のスペンサーパーシバルの暗殺者は精神障害者だと言われており政治的テロルがどうかは多少疑問があるような。

フランス大統領のポールドゥメールは反ロシア革命派の怒りを買い亡命ロシア人の手にかかった。

さらにかのド・ゴールもその悲劇に名を連ねかけた事はある意味で有名



アメリカ大統領の暗殺は度々語られますから略。


さて倭国ですが、、、軍事クーデターやテロルの犠牲者ばかりです。その当時が近代的な国家とは言えないという声もあるが、一応の立憲君主国でありそれなりにデモクラシーが根付いていた、、、はず。

人数も多いし比率も高い(あのアメリカ以上に)言ってみれば先進国家として一番危険な歴史の保有国とも言えるわりには、安全と平和の共同幻想に浸り切っていたわけです。

かようなおぞましい事件のたびに口先だけは立派な事をメディアはいいますが、実効ある提言にはお目にかからないし、警備を厳重にすると「過剰警備」と罵るのが目に見える。



畏れ多い事例をあげますが、歴代の天皇の中で暗殺が史料的に明示されているのはお二人だけ(安閑帝と崇峻帝)。以外にも準じて扱うべき方々もそれなりにおられます。

そう思えば安寧と平和の体現者であらせられても「危機管理」には万全を、、、と臣下としましては思うわけです。

昨今はお出ましの際には赤信号で御車駕を一旦停止されるようですが、かえって警備当局者に負荷をかけておりますし、あまりなご配慮は無用な事と思量する次第。


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