神戸市の生田山手あたりにその建物はメモリアルとしてまだ残っている。
前はよく通りますが、中に立ち入ったことはない。
第一回芥川賞受賞作は、石川達三の「蒼氓」
ブラジル移民の話を背景とする結構重厚なんだが、、、そこそこドラマティックで、後年の辛気臭い芥川賞的私小説の雰囲気が全くないのが、実に素晴らしい。
この小説には登場しないが、移民船の名前が笠戸丸
あの名曲「石狩挽歌」にも登場しますが、笠戸丸は後年鰯工船に改造されたことによる。
今や、移民悲話もニシン御殿も過去の話。
でもこの曲は歴史に残るはず。
新人の登竜門のつもりで無名の石川達三を選んだのかどうかは知らない。
龍になったとは思わないが、ある程度の出世魚
後年、この「青春の蹉跌」が少しばかり話題にもなり、映画化もされました。
貧しい苦学生(萩原健一)は司法試験合格を手がかりに社会的成功を狙い、首尾よく資産家令嬢(檀ふみ)を仕留めるが、腐れ縁の恋人(桃井かおり)が妊娠.....
進退窮まり、恋人を絞殺、、、
よくありげな話だが、令嬢が檀ふみだとは記憶になかった。
でも、このプロットは「陽の当たる場所」の剽窃だわ
映画的には、、、まあ好みはそれぞれ。
オスカーの栄誉にも輝きましたが、リズテーラーは全く蚊帳の外でした。
まあ、、ウブなお嬢様
I love you.
I've loved you since the first moment I saw you.
I guess maybe I've even loved you before I saw you.
こんなジゴロまがいの台詞にウブなお嬢様が騙されたのが主人公の悲劇の始まり。
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