昭和の時代ならば、誰もが知っていたし童謡も歌えたが、、、
こんな書き出しだということは、平成末期や令和世代の子弟にはまったく通じないってこと。
こんな唄を知っているよりも、、、
夜を駆ける
パプリカ
紅蓮華
くらいならば、なんとかアタシも知ってはいるが、、歌うのはかなりしんどい(^^)
童話童謡に見られる世間知や訓話めいたコンテンツがいまは時代錯誤なんでしょうかねえ?
浜辺で亀を苛める悪ガキ(弱い者イジメはダメ)
助けられた亀の恩返し(情けは人の為ならず)
美女を侍らし酒池肉林(積善に余慶あり)
乙姫に貰った開かずの玉手箱(言われた事は遵守)
昭和どころか明治風味な道徳訓である(無論普遍的なものでもある)
伝説なるものはまったくの架空ではなくて、史実の一部を伝えるとされる。浦島伝説は丹後地方が発祥らしいが、原型は我々の知る浦島太郎物語と多少異なるようだ(室町期の御伽草子をモデルに)
有り体に言えば明治の頃に教訓話的に改竄されたらしく、オリジナルはもう少し神話的である。
浦島は虐められている亀を助けたのでなく、釣り上げたものの、長寿霊獣の類だから解き放っただけ。
だから、亀の背中に乗って深海の竜宮城に招待されたわけではない。
ある日漂流する小舟に美姫一人
請われて彼女の住まいする蓬莱山の家まで送り届けることとなる(実は美姫は亀の化身)
三年余りの豪勢な接待風景は変わらないし、里心から一時帰省を申し出るところや、お土産の玉手箱をもらうのも同じ。
帰り着いた故郷は荒涼としており、七百年の歳月が過ぎた事を知り、絶望感から開けてはならない玉手箱を開けてしまう。
浦島は一気に歳をとるでなく鶴に化体し天空高く飛び去る....でお終い。
鶴亀伝説めいた話であり、千年万年と二人(一匹と一羽)は仲良く暮らしました、、、ってハッピーエンド
これじゃ小学校の教科書向きではない(^^)
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