仏蘭西のエリートは倭の文化がお好みです。
カルチェラタン界隈のテアトルでは、OZU、NARUSE、KUROSAWA・・・なんかが絶えず上映中。
もっとも、必ず吹替なんですが、一切の虫の音が聞こえず、カットされる。
蝉時雨に真夏の汗を感じ
ツクツクボウシに秋の気配を
夜長の虫の音に余情を・・・・
倭民族には当たり前の感性ですが、、、もちえない民族もいるのです
難波津に さま蜚蠊(ゴキブリ)な 鈴虫の音(ね)
やしきたかじん氏に対するかような形容を言い得て妙と思うのはフランス人には無理だし、箱根の向こうもダメだろうなあ
生まれ落ちて命名事件にはじまり、死後に至るまでも難波の騒動師
あまりの毀誉褒貶の激しさに好悪半ばする。
戒名はつけなかったそうですが、墓石にはこのような墓碑をつけて欲しいものだ。
彼のデヴュー曲がYouTubeで公開されています。
やはり心ある人はいるものです。
歌詞も全文公開だし、発禁処分を受けた時代とは隔世の感がある。
しかしなあ、、、陰惨なおはなしだなあ
でも現実はそんなもの
だっから現実逃避に和歌集を詠む
をりはへて🪰
音に鳴きくらす
蝉の羽の夕日も薄き
衣手の杜(續拾遺 夏部 為氏)
俊成、定家から続く御子左家の本流歌人(定家の孫)
撰者は「あやうくきらきらしい」と評した技巧の極地
でも多少疲れるなあ、、、と思えば
夕立の雲も
とまらぬ夏の日のかたぶく山に
ひぐらしの声(新古今 夏部 式子内親王)
窈窕玲瓏を旨とする内親王さまらしからぬ単純平明な叙景歌
涼しさが爽やかに身にまとわる、、、、と思うでしょう?思わないなら、アンタはフランス人と同じだ
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