2022年9月30日金曜日

花森ケイ子

 


白い巨塔の名台詞はSNSにごまんとあるが、、、同じ台詞が行列をつくるところを見れば「孫引き」の隊列みたいにみえます


だから、、アタシは花森ケイ子さんの台詞にしますしざっと見た限り引用は皆無に近い。

オリジナルのセリフを失念しましたので、アタシなりの意訳



....

奥様じゃないから「あなた」っておかしいでしょう。「先生」って患者さんのいう言葉

だから、、アタシは「ゴロちゃん」でいいの

.....


北の新地のクラブホステス(ママ?)ですが、本名かなあ?

女子医大中退だが、あの吉岡一族の手になる大学かどうかは判然としない。

一流のホステスはオスザルの目利きで勝負が決まる。

下らんオトコに入れあげるのは馬鹿女の証明。

だからまだ売れっ子外科医になる前から財前五郎を慕ったのはさすがにさすが。


しかし、初めて財前の僚友である里見医師に会うや....


ゴロちゃんは自分のために患者を救うドクター

でも里見先生は患者のために患者を救うお医者さまだわ。

ゴロちゃんは絶対に里見先生には勝てないわ......



過去、、、妖にして艶な女優さんが演じています。


小川真由美

黒木瞳

沢尻エリカ.....しかしなんといっても太地貴和子に若くはない。

無論、この三人は、、、「妖艶」には程遠い



だから、ゴロちゃんも田宮二郎が一番

佐藤慶もよかったが「悪」が強すぎる。

昨今の唐沢、岡田は.....まだまだガキ


2022年9月29日木曜日

国儀館を作ろう!

 迎賓館よりも高くなるだろうが、新国立競技場よりも遥かに安上がり。


慶事や弔事その他諸々の国家の儀式のための荘重な施設位あってもおかしくない。
規模としては千五百人程度の収容力(馬鹿でかい大箱の必要はない)
場所は宿泊施設や接遇の関係で東京か京都

安倍「国葬」の是非は色々あるが、とどのつまりはセレモニーとして「貧相」なんです。五輪はなんだかんだあっても祭典として挙行されれば批判は収まる。つまりイベントの伝統力。
エリザベス国葬と比較する事は無意味だが、セレモニーとしての品格の違いは如何ともし難い。


だからまずはそれらしい器を用意しよう。

京都迎賓館のような和の伝統美満載の専用施設。稼働率はそう高くないから、価値を毀損しないようなイベントにぼったくり値段で貸し出しても良い(銀座の観世能楽堂でコンサートをやりたいと懇願した大物演歌歌手に貸し出した事がある)



儀式のスタイルにも工夫しよう。仏教や神道の宗教的な式典は長い歴史のなかでの素晴らしい工夫があるが、政教分離原則があるからそれは断念。エリザベス国葬も宗教色がイベントの価値を支えた。

しかし、倭の古典芸能(雅楽と能楽)の様式美を最大限に活用すればそれに匹敵する。弔事の際の雅楽の演目がある事は知っているし、能楽でも肴謡のように慶事弔事に使われる演目がある。結婚式の「高砂」の謡は著名だが、、、まああれは落語ネタ(^^)

似非素人能楽師ながら、頼まれれば....「四海波静か」を謡うし、弔事ならば....石川や瀬見の小川、、、(賀茂)舞囃子形式ならば荘重にして華麗。


ここまでくれば、馬子にも衣装。

葬儀委員の諸君や関係者は仙台平五つ紋(当然紋章は三権の長は五七桐、その他は五三桐)の正装。参列者にも和装をお願いするかなあ(少なくとも国会議員は必須だ)


個人的印象ながら、、、どうも儀仗兵が英国の衛兵に比べて見劣りがした。

ファッションセンスなのか体格なのか、、、マスキングなのかよく分からんが、、、大体においてミニタリーファッションはカッコいいものと相場が決まっているもんだ。

自衛隊員に限らず警察官も含めて、体格のいい眉目秀麗明眸皓歯なメンツを集めて、、、なんとかならないかなあ。


そうそう儀仗隊ってオトコだけの世界じゃない筈だ。

巴御前や板額御前の揃い踏みって、、、画面写りが良くなるがなあ(当然ですが、この際はまずはルッキング重視)



2022年9月28日水曜日

英国史

 石投げたらなんかに当たるくらいに書籍が並んでいますが、良し悪しがわからん。

アマゾンで検索できた百冊は、、、とりあえず横に置いて



ちと古いが、フランス人の書いた古典的な英国史を再読してみるが、、、

いまからもう「挫折」の予感が(^^)


まず、同じ名前が何度も時空を超えて登場し、いつの誰だかの混乱がはじまる。

女性ならば


エリザベス

アン

メアリー


男性ならば


ウィリアム

エドワード

ジョージ

ジェームス

ヘンリー、、、そしてチャールズ


混乱しないのはたったお一人...ビクトリアだけ

引き換えて倭国史は単純明快だ。

同姓同名が全くない訳ではないが、清盛、頼朝、尊氏、信長.....個人の特定が簡単


英国史と単純化していうが、連合国家ですから、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドのそれぞれの地域史の混ぜご飯。

今の国のかたちが出来上がったのはやっとこさ二十世紀になってからだし、中世ではフランスの「一部」だったこともある(あるいはフランスの西部がイングランドの一部だったのかしら?)


万世一系とやらの国の民草には「王朝が代わる」ってことが皆目理解できない。

今は、ウィンザー王朝だが、その前はザクセンコーブルクゴーダ王朝。これはWW1の頃にドイツ名を忌避した故の「改名」らしい。

その長ったらしい名前の王朝はビクトリア女王の王配であるアルバートの家名に由来するが、別に血統が断絶した訳でもない。

今回女王から長男のチャールズ三世に王位が継承されたが、、、王朝名はどうなるの?



実にややこしいが、、、


因みに、一世は清教徒革命の際に刑死。二世は亡命を余儀なくされたが王政復古で即位。しかし、女漁と反動政治に明け暮れ、次の息子の代で王朝交代。

三世におかれましては、恙き統治を




2022年9月27日火曜日

文化勲章

 



.....

ヤクザや人殺しばかり演じてきたわたしが、
こんなたいそうなものをいただいて良いものですかねえ....
.....


これはご謙遜というもの(^-^)
東映任侠路線を爆走したのは、ほんの数年間。
その前後は...

国家安全保障に殉じる軍人
秩序と正義の守護職たる司法職員や検事
高度成長期を支えた24時間戦うサラリーマン金太郎とか多彩な映画人生。



伝達式のあとの記者会見では優等生発言ですが、本音は、受賞が伝達された時の冒頭の発言。

本音、、、とは余りな勝手読み筋ですが、優れて彼らしい。


ちなみに、役者(映画系)での文化勲章受賞者は


森繁久彌

山田五十鈴

森光子

高倉健


の四人だけが「勲績卓絶」だと判断されたわけです。

でも、森繁久彌さんってそんなに凄いのかなあ?

あとは、、、当然受賞して然るべき舞台女優さまがおられましたが、丁重に辞退された由。

断り方が、、、ゆかしいが奥に棘がある。

頭ごなしに喧嘩売るようなノーベル賞受賞作家の器の小ささ🤗

深まる秋の気分は、、、

 風の声に 秋を感じたのは いつのこと

炎暑ばかりの 記憶のかなた
さすがに暑さ 寒さも彼岸まで




深まる秋の気分は、、、露おく袖に夕暮れのそら



草の葉におき初めしより

白露の袖のほかなる夕暮れぞなき(順徳院)


荒れわたる

秋の庭こそあはれなれ

まして消えなむ 露の夕暮れ(藤原俊成)


身を秋の契り

かれゆく道芝を 分けこし露ぞ袖に残れる

(後崇光院)




常套句をアレコレ言語遊戯の極みまでのレトリック

超絶的な技巧にただ嘆息するしかない。

2022年9月26日月曜日

冬の華

 


ああするしかないとおもったんだ
なんとか見逃しちゃくれないか
俺には餓鬼がいるんだ......


海鳴りを背景になんとも切ない池部良さんの台詞



高倉健と池部良の名コンビは最後の道行から池部良の闘死と相場が決まっているのですが、組織の方針に反して関西の組織と連携しようとした池部良は高倉健に粛清され、、、無論健さんは網走送り


最初から風間重吉がいない高倉健のヤクザ映画なんて、、、救いはこれ以上と言う他はない美しい美しい池上季実子さま。

脱がしたくない絶品のセーラー服

脱がそうと思うのは大したことがないのは、誰だっけ?反社宗教のおかげで当選したナンチャラを見ればわかる。


冒頭のセリフはエンディングで繰り返されます。

またぞろ組織を裏切ったのは小池朝雄


彼の餓鬼は男の子

KOに合格したばかりなのに.....




荘重にして厳粛

 あたりまえですが、招待もされなかったからその日は既に予定があるし、テレビは元々みないし、、、

まあ、つつがなく終わればとりあえずは....



有り体にいいます。

式次第を見る限り、その辺の社葬やら団体葬と変わらないし、思うほど荘重で厳粛な儀式なのかなあ


国歌演奏というが、器楽だけの演奏ならば「斉奏」が正しい。歌奏がある方が映えると思いますがねえ


黙祷じゃなくて黙とうかい🤫

混ぜ書きは荘重でも厳粛でもない、、、と漢字にうるさいアタシ


さすがに「弔電披露」はない。葬儀は参列するかしないかの二択が原則と考えれば、略式参加めいたのはないのが普通なんだろう。

でも、大量に電報が来たとしたら、まったく無視するのもなあ


供花と献花は自ずと異なるが、皇族方の供花って?

普通は祭壇の両側とかに、生花、花輪、樒をあらかじめ並べておくのですが、、、ひとりひとりが盛籠を祭壇にその場で供えるのかなあ?

それじゃ献花(はやい話が焼香のかわり)と変わらない。

ところで、キョウカではなく「クゲ」と古式豊かに発声してくれるのだろうねえ(MCは誰がやるの?)


以上は単なる感想(印象)だが、これは如何なものかねえ

天皇と皇后の使者が勅使、上皇后や皇后の使者が宮使はいいとして、、、

上皇は「院使」が伝統的な呼称である(院は上皇やらの別称である)

古典的には院庁が設置され、今の宮内庁の組織では上皇職(部局なみの位置付け)と呼ばれ、かつては院政の執行機関だがいまは上皇御一家の家政機関。

定員は概数で60人規模




所詮は疑惑の特命的発注で腕の悪いイベント屋に頼んだからかも、、、、それが故人の無念の死を悼むことになるとは思えない。

国葬儀なんて大看板よりも、簡素でも心のこもった野辺送りの方が素晴らしい事くらい魯鈍でもわかるって思うのですよ






2022年9月25日日曜日

一粒で2度美味しい

 グリコだけじゃないことが分かった(^^)



2018から19年のミステリーベストを総取りした作品。他にろくなものがなかった可能性を否定はしないが、、、たしかによくできている。

上下二巻揃えの体裁はあまり好きではないが、この作品だけは、その体裁が必須。


イギリス田園地帯の小さな、、、ミスマープルが住まいしてそうなビレッジ。

十数年前に下の子が事件とも事故とも判然としない溺死。その母が家政を手伝う城館で転落死。暫くして城館の主人が斬殺される。

そこにエルキュールポワロを彷彿とさせる名探偵登場。彼は不治の病で余命は幾許も、、、最期の事件として取組む。


小説は唐突に尻切れトンボとなり、下巻へ

その「カササギ殺人事件」の編集者が、最終章の行方を追う。消えたのか元々なかったのか??

困惑する中、その作者が転落死.....


明らかにアガサクリスティへのオマージュですが、それだけならば月並み。

実は、映画ではよくあるバックステージ形式。

読者はミステリー小説の謎解きに頭をひねりながら、そのミステリー小説の顛末を追いかける編集者のミステリードラマも楽しむという二重構造。

その二つの物語の一癖ありげな登場人物はそれぞれに相似系であり、それぞれが折り重なるように結末を迎える。


湯川学教授ならば、、、


さっぱりわからない....が、実に面白い



むろん作品の出来はガリレオシリーズをはるかに凌駕します。


座頭市

 


目あきは不便だねえ、、、



この名作の濫觴は子母澤寛氏のちょっとした随筆。

視覚障碍者の腕の立つ凶状持ちがいたとかなんとか

彼の著作は「新撰組始末記」しか読んだことがないので、これ以上の雑学すらない。


しかし、このキャラクター設定は秀逸だったようでさまざまなメイキングを生み出した。



まあ、、、この名台詞も実に素晴らしいが、これは多分だが、塙保己一先生が最初だ。


目あきの門人たちを相手に源氏物語の講義を行う塙保己一。そこに一陣の突風。

行燈や蝋燭が全て消えてしまい、、、騒然とする門人

塙保己一慌てず騒がす.....


なんだい。目あきは不便だねえ🫣


同じエピソードは司馬さんの「燃えよ剣」にも出てくる。

土方歳三の親類のある豪胆なオトコ。実は視覚障碍者なんだが、姫買いの帰り、、、増水した多摩川の辺りで逆巻く波を恐れをなす健常者。

その盲、、、慌てず騒がす、褌一丁で河を泳ぎ切る。


目あきはなにも見えちゃいないんだよ

2022年9月24日土曜日

同一価値同一価額

 社会福祉現場(介護等)の労働環境の悪化が壮絶らしい。


https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/000740605.pdf


しかし、厚労省がかようなパンフレットを配布せざるを得ないことにいささか唖然とする。

とりわけ「賃金」に関する事項には天を仰いで嘆息するしかない。

つまり、時間外労働には知らんぷりをし所定の労働時間の対価すら支払わず、あまつさえ最低賃金レベルすら無視する事が散見或いは横行している、、、というのがアタシ的な裏読み。



人手不足で職場の人間関係が最悪、暴力行為も日常茶飯事、、、って逆にそうでない方がおかしい。

倭国は労働力を安く買い叩く事が美徳だと考えているらしい。「同一価値労働同一賃金原則」は経済学での一物一価原則を労働現場に当てはめただけであり、ILO憲章にも明記されたグローバルスタンダード。

倭国だってちゃんと「批准」している、、、かな?

確かまだ全ての条約を批准していないはず。



こんなやりとりがかの「舌禍暴言」市長と近隣自治体の間であったらしい。

明確に泉房穂氏の勝ち!

ツィッターでは「言い返しました」とサラリとおかきになっておられますが、あの「火付けたろか🔥」くらいの事をおっしゃるのが当然ですよ🤭






昭和残俠伝

 寡黙がウリモノですから、沈黙が最大の名台詞、、、では駄日記にならない(^^)




高倉健さんのこの「昭和残俠伝」のシリーズも、鶴田浩二さんの博打打ちシリーズと同じで連作ではない。

全九作品の中で最高と言われるのが「死んで貰います」だと言われます。



中身的には同じパターンですから、優劣はかの「道行」のシーンの様式美で決まる。


ご一緒願います


そのシーンだけをいえば「唐獅子牡丹」の雪の道行が最高かな




2022年9月23日金曜日

臨時国会

 予定では10月3日に招集されるらしい。

さあ「黄金の三年間」の始まり、、、、👏👏
さて論点は、、、


憲法改正なんか議論するだけのエネルギーはない、、では困る。必要なだけの議席を確保してなにもしないならば、それは「金メッキ」でしかない



安倍「国葬」は終わったはなしだし、費用総額なんか

議論しても今更時間の無駄。

世論調査結果が出ても、社会の木鐸なんて....もう死語だし


ただただ、国恥的な失態が儀式で起きない事を実施の適否に関わらず愛国者のアタシは祈念してます。



反日宗教団体問題、、、切り口が的はずれだから殆どの国会論議に興味はない。自己点検結果の不備あるいは改竄隠蔽の追求なんかどうでもよくて、これからどうしますか?でしょう。「一切の関係を断つ」なんて出来そうもない大見得を切った中身を明確に定義させることの方が面白いし、、、あの団体のトップを証人喚問するとか。

そして宗教法人の認定剥奪を迫る議論ができるかどうか。ちなみに解散命令は裁判所の決定だが、解散請求は「利害関係人」もできます。


経済は、、、外交は、、、どっちも手詰まり。

安倍外交の偉業というが、尖閣、竹島、北方四島問題はいずれも悪い方向に進んでいるし、拉致被害者は言うに及ばず、、、途上国にオカネばら撒いて歓心を買っただけにしか見えない。


防衛予算の枠(額)議論なんか、、、ちゃんと経済再建が出来ていれば、絶対額で現行比の倍増くらいどってことなかったのよ。

佐藤政権下でのGDP比1%の枠設定(経済成長が国防を支えるということで、まさか長年の経済失政なんか想像も出来なかった)、、その成果こそ沖縄返還や平和賞受賞も相まって国葬に値するのに....大叔父に対して僭越だと親族周辺は考えなかったのかなあ?


なんにしても経済政策の失敗が国防を脆弱にした。

今更2%なんて言い出せば近隣国の罵声が今から予想される。1%の枠内ならば、金額がどうあれ、風に柳で受け流せば良かったのに、、、




総長賭博

 こないにボンクラかいのう

ゲージツみたいなシャシンつくりよったがな
ゼニにならんようなことしくさりよって
この腐れ外道があ....



実際にどんなお小言を、山下耕作と笠原和夫が喰らったのかは知らないが、当時の撮影所長は広島出身だったから、まあこんな物言いだったのだろう。


しかし、かの三島由紀夫がギリシア古典悲劇の芳雅満載の文句なしの大傑作と褒めちぎったもんだから、再評価され今やオールタイムベストの上位に位置する不朽の名作となった。

UNEXTのライブラリーにはありますが、アマゾンは判らない。


三島由紀夫がギリシア古典悲劇に喩えたのは卓見であり、様式美に加えて「良かれと思った事が逆に裏目となり、そのリカバリーが更に負の連鎖を生むカタストロフ」な展開はこれ以外の比定はあり得ない。


鶴田浩二の博打打ちシリーズの一作「総長賭博」

シリーズと言っても連作ではない。

このあたりは高倉健の昭和残俠伝のつくりも同じ。


かように傑作なんだが、気の利いた台詞で唸らせる作品ではないので、名台詞の宝庫でもない


俺はただのケンチな博打打ち(ヒト殺し)だ


東映ヤクザ映画の敵役といえば、金子信雄さんに若かずなんですが、ラストシーン(掲載写真)で


オマエの任侠道ってなんなんだ?という台詞への返答

金子が「任侠道」なんて口にするかあ🤗

そして任侠を絵に描いたような鶴田の意表をつく台詞、、というよりも会話

さすがに笠原和夫さんです。

2022年9月22日木曜日

レイシャルプロファイリング

 なんだか「偏見と予断」が犯罪捜査を歪めているってジンケンハ的な用語の誤用だし、偏見と予断に毒された警察批判は社会の安寧を害する。

犯人像を科学的な推論で推論する事は効率的な犯罪捜査の為には当たり前だし、司法職員の職務執行をプロファイリングと定義するねなは可笑しい。



実像としての行動科学なり組織ミッションをかなり逸脱していると言われているが、犯罪ドラマとして新しい視点を提供した功績は高い。

二匹目泥鰌狙いな倭国や韓国でもリメイク版が(かなり安直ですが)制作されたが本家ほどの人気は出なかっただろう。

ともあれ、単なる捜査支援情報の提供に過ぎないスタッフが犯人逮捕のフロントに出張ってしまった。


ウィキペディアの記述によれば、、、、



そりゃ「予断をもって故意に」特定の人間なり集団をしょっぴく(職質をかける)のは人権問題だろうってこと位は当たり前。

不快な気分になるならば「警察官職務執行法」がありますから、、、この法律をコピーして持ち歩き、なんかあれば逆に詰問すれはいい(^^)


......


以下は警察官の前で「堂々と信号無視」をやらかした時のやりとり


「こっちに来てください」
「職務質問ですか?」
「いえ軽微な違反行為ですから警告書の交付をしますので身分証の提示を」
「本当にお巡りさんですかあ?身分証の提示はそちらが先でしょう」
「巡査部長の片◯さんですか。若いのに偉いんですねえ」
「そうでもないですが・・」
「ぼくのはこれ、ハイ!」
「写真がないと困るんですが・・・」
「最初からそう言ってくれれば・・・」
「スイマセン」
「ハイ!個人番号カードね。番号取得するとヤバイですよ」
「・・・・」
「しかし、瑣末な事なのにキミって職務熱心だねえ」
「別にそう言うわけでも・・・」
「特別に信号無視を取り締まるように県警本部からお達しでもでたの?」
「別にそう言うわけじゃ・・・」
「署長方針が変わったって事じゃないの?確か今の署長って◯◯さんだったよねえ?」
「・・・・」
「別に告げ口したりしないし、なんかのおりに職務に熱心って褒めたりもしないから・・」
「ともかく、警告書をお渡ししますから今後は注意をして・・・」

とソソクサと立ち去りまして、一件落着。
明らかに道交法違反だから分が悪いのはアタシ(多少は反省はしています)
かといっても、警察庁依命通達により「危険性の少ない軽微な違反行為には警告にとどめ国民各位に納得してもらえるような職務活動をしなさい」と言われている以上、違反切符は切りようがない(切れば面白いことになってましたが・・)



なお職務質問の実施要件は以下の通り

(質問)
第二条 警察官は、異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由のある者又は既に行われた犯罪について、若しくは犯罪が行われようとしていることについて知つていると認められる者を停止させて質問することができる。
 その場で前項の質問をすることが本人に対して不利であり、又は交通の妨害になると認められる場合においては、質問するため、その者に附近の警察署、派出所又は駐在所に同行することを求めることができる。
 前二項に規定する者は、刑事訴訟に関する法律の規定によらない限り、身柄を拘束され、又はその意に反して警察署、派出所若しくは駐在所に連行され、若しくは答弁を強要されることはない。