2018年8月3日金曜日

上流社会



毎度毎度紛らわしいのですが、韓流ドラマじゃない。
このグレースケリー最後の作品も観てません。
建国の父の意図した事ではないと思うが、アメリカンは
斯様なスノビッシュな存在が何故だか好きなのです。
エシュタブリッシュな体制を嫌って新世界に渡ったはずなのに
生活が安定し、お金ができると、欲しくなるのは地位に名誉。
ヒトザルの本性なんだろうから、馬鹿にもしないし非難もしません。
プロテスタンティズムの本性として「消費」に財が回ったことは喜ばしい。
毎度言いますが、汚く稼いで美しくつかう。
結構「浪費」もあっただろうが、その程度は誤差の範囲だ。
宗教的戒律性を持ち出したが、実際のところは、腐敗堕落した政府に税金を
収めるくらいなら有意義に消費しようと考えた事らしい。

19世紀末は、英国から米国に覇権が移ったとき。
粗鋼生産規模が逆転しました。
財を貯めた連中が作り上げたのが、社交界。
アメリカンの田舎町の新聞にまで、社交界記事があるには
ビックリはまあいいとして
歴史の無さという致命的なハンディはどうしようもない。
だからこそ、やたらと歴史を作りたがる。

つまらないメモリアル施設
歯牙にもかけないような工芸を藝術だと言い張る傲慢

まあ、金力とはいえ、結構な藝術品を買い漁ったものだ。
しかし、美術品に限れば収蔵品はしれてます。
あのMoMAですら看板は

夢(ルソー)
星月夜(ゴッホ)

くらいなもの
モダンアートの名が泣くが、名のある美術館の所蔵となれば、
二度と市場には出てこない。
新しい才能を無尽蔵にカネをつぎ込み発掘する方が
簡単かもしれない。

バスキア
ポロック

これらって壁のいたずら書きにしか見えないのだが....

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