食べ物に関しての忌まわしい幼児体験は数あるが、
まずもって、すき焼きに豆腐
前者は、湯島界隈の一葉さんが仲居をしていた名店のすき焼きを
恐る恐る食べた事で呪縛から解放。
ご接待とは有難いものです。
後者は、嵯峨野清涼寺前の豆腐を食べた時に初めて
豆腐の味わいを知ったようなものだ。
寒村の古刹門前にあるのが近隣唯一の豆腐屋さん。
なんとも固くて煙り臭い。
察するに、生呉を煮込む窯に欠陥があり、
豆乳ににがりをいれた際にかき混ぜすぎるからだろう。
本当に豆腐の角にぶつけるとアタマが痛い(^^)
豆腐なんか丁寧に作ればだれでもそれなりのものが作れる。
しかし、お値段は相当。
スーパーの豆腐は工業製品であり、口にするようなものではない。
GMOでも構わないが粒の揃った大豆
夏でも15度くらいの軟水(井戸水ということ)
天然のにがり
それなりの小道具
あとは、馴れなり経験で美味しいマイ豆腐の出来上がり!
暑い盛りは豆腐百珍に限る
あとはピルスナーとキレの良いポン酒
ところがだ
豆腐専門店は豆腐系だけで勝負すれば良いのに、
刺身や和牛...
たかそうな素材を並べて値段に反映しようとする。
如何なものか?
丁寧に作った湯葉や豆腐はそれらを凌駕するし、
豆腐専門店に足を運ぶ美食家には余計なこと。
過日は、豆腐しかなかったコースで幸せだった。
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